こんにちは、Necoチームの池添(@zoetro)です。 gofailは、etcdの開発チームがつくったFailure Injectionのためのツールです。 Go言語で書かれたプログラム中に故意にエラーを発生させるポイント(failpoint)を埋め込み、任意のタイミングでプログラムの挙動を変えることができます。 公式ドキュメントに記載されていない項目が多々あるので、詳しい使い方を紹介したいと思います。 なお、本記事は2018年8月時点のソースコードを対象に解説しています。 gofailのインストール gofail をインストールします。 $ go get -u github.com/etcd-io/gofail/... failpointの埋め込み プログラム中にfailpointを埋め込むためには、Go言語のプログラム中に gofail というキーワードから始まるコメントを記述します