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plantとbookに関するbenzinaのブックマーク (4)

  • 1613夜 『植物は〈知性〉をもっている』 ステファノ・マンクーゾ&アレッサンドラ・ヴィオラ − 松岡正剛の千夜千冊

    植物は〈知性〉をもっている 20の感覚で思考する生命システム ステファノ・マンクーゾ&アレッサンドラ・ヴィオラ NHK出版 2015 Stefano Mancuso & Alesandra Violq Verde Brillante―Senaibilità e Intelligenza del Momd Vegtale 2013 [訳]久保耕司 編集:松島倫明・塩田知子 編集協力:奥村育美 装幀:村尾亘・加藤愛子 ‥トマトには環境的嗅覚ともいうべきものがある。‥ジャガイモの葉は昆虫たちの死の床だ。‥根端は高性能の計算センターである。‥カシの木々は隣りどうしでひそひそ話をしてコミュニケーションをとっている。‥葉っぱの表皮細胞はレンズのように外界を感知する。‥ツタはありとあらゆるリスクを「出会い先」で分散させる性能に富んでいる。‥ハスは水の中の根茎どうしで開花のスウィッチを調整している。‥ゼラ

    1613夜 『植物は〈知性〉をもっている』 ステファノ・マンクーゾ&アレッサンドラ・ヴィオラ − 松岡正剛の千夜千冊
  • 1609夜 『欲望の植物誌』 マイケル・ポーラン − 松岡正剛の千夜千冊

    欲望の植物誌 人をあやつる4つの植物 マイケル・ポーラン 八坂書房 2003・2012(新装版) Michael Pollan The Botany of Desire 2001 [訳]西田佐知子 編集:八尾睦巳 このには4つの植物が登場する。リンゴ、チューリップ、マリファナ、ジャガイモだ。作物といってもいいけれど、植物学的には栽培種というものだ。 これらは、わがホモサピエンスの慎重な歴史よりもずっと以前から地球という庭のどこかで光合成によって勝手気儘に野生してきたものたちであるが、いつしかわれわれの社会と文化と生活の歴史とともに変質するようになった。21世紀の今日、この4つの作物はかつての姿をしているとはかぎらない。変質が過ぎたのだ。何がおこったのか。人間は何をおこしてきたのか。 リンゴは知恵の実だったはずだが、いつしか「甘さ」が求められた。チューリップはその「美しさ」ゆえにオランダで

    1609夜 『欲望の植物誌』 マイケル・ポーラン − 松岡正剛の千夜千冊
  • 長崎から世界を侵略『Moving Plants』 - HONZ

    書は、シーボルトが長崎滞在の土産として持ち帰り、今やヨーロッパなどで侵略植物の代名詞となっている「イタドリ」という日の在来植物の数奇で皮肉な運命を、10年の歳月をかけてまとめた異色の写真集である。このを手にとるまで私は、この植物の存在も、それが世界に広がった経緯も、その忌まわしい現状も知らなかった。イタドリ。どこにでもある雑草である。表紙のハート型の葉に見覚えはないだろうか。プロローグには、この植物に秘められた壮大な物語に気づき、著者が取材の旅に出たときの思いが綴られている。 イタドリは日ではごく普通に見られる雑草だが、19世紀に欧米諸国に渡り、その地で大繁殖しているという。春先3メートルの高さに成長して日光を遮ってしまうため、在来種の生育を阻害し、生態系を破壊する厄介ものであるらしい。この話を聞いて以来、私はいくつもの疑問に取り憑かれている。イタドリは異国の風景の中でどんな表情を

    長崎から世界を侵略『Moving Plants』 - HONZ
  • 生物多様性を守る最大の根拠――マーク・プロトキン「メディシン・クエスト」 - 誰が得するんだよこの書評

    生物多様性が大事だという人は、大体にして根拠が弱い。自然は無条件にあるがままであるべきだという信念や、そんなこというてもホッキョグマかわいいやん守ってあげたいやん……という人情では、開発がもたらす経済的利益を覆す根拠足りえない。書が主張するのは、生物が持つ化学物質は薬になり、ひいては人命を救うことになる、というもっと説得力のある話だ。それも、イモガイやヒルといった、一見してただの害虫みたいな存在にこそ、医学的価値があるという。なぜなら、それらの生物は捕するときや外敵から身を守るときに、相手を麻痺させたり、血液の凝固作用を阻害する化学物質を使っており、これが鎮痛、麻酔、血栓への対処なんかに役立つのである。実際、生物を研究することで新しく発見された化学物質は山のようにあり、それらの一部は製薬会社に莫大な売上をもたらしている。 なお、著者の仕事は、南米などの原住民のシャーマンに民間療法で使う

    生物多様性を守る最大の根拠――マーク・プロトキン「メディシン・クエスト」 - 誰が得するんだよこの書評
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