英国・ロザムステッド研究所は6月25日、試験栽培を行ったアブラムシ耐性遺伝子組み換え小麦が失敗であったと発表した。このGM小麦は、アブラムシが忌避するフェロモンを作り出すことで、アブラムシによる被害をさけようとしたもの。実験室では十分なフェロモンを作ったが、試験栽培では差がなかったとしている。 自ら失敗と評価したアブラムシ耐性GM小麦に関する論文は、6月25日付けで、Nature Scientific Reportsに全文公開で掲載された。 ・Rothamsted Resarch,2015-6-25