『タクシー・ドライバー』を始めとした数々の名作で知られるマーティン・スコセッシ監督の最新作は『沈黙−サイレンス−』(原作:遠藤周作)。江戸初期のキリシタン弾圧下の長崎を舞台に、宣教師ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)の苦悩を通し、人間の内面と深く向き合った大作で、本年度アカデミー賞最有力候補にもなっています。 ロドリゴ神父と心を通わせる“隠れキリシタン”モキチを演じたのは、映画監督として『鉄男』から『野火』まで重厚な作品を生み出し続けながら、俳優としても活動の幅を拡げる塚本晋也さん。第1回インタビューでは、現場で感じたスコセッシ監督の映画制作への姿勢について伺います。 ■優しく、しかし“獰猛”(どうもう)なスコセッシ監督 ――あのスコセッシ監督の映画にご出演されるとはうらやましい限りです! みなさんに言われます(笑)。お会いしたのは最初のオーディションの時で、その時も、僕が来ることを
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