師走に入り、お正月を迎える支度で慌しくなってきました。最近では、おせち料理を手作りでという家庭も少なくなってきているようです。年中無休のコンビニエンスストアーや元日から営業するスーパーマーケットが増えたこと、また、核家族が増え、材料を買いそろえるよりも購入したほうが得ということもあり、高級レストランや料亭、ホテルのおせち料理が飛ぶように売れています。 今年、施行(平成17年7月15日)された食育基本法によると、食育は心身の健康増進のため、食に関する適切な判断力を養い、健全な食生活を実現すること、食に関わる人々への感謝の念や理解を深めること、食文化や地域の特性を生かした食生活への理解を深めることとあります。おせち料理こそ日本の伝統的食文化と言えます。おせち料理は砂糖を多く使用するのが特徴です。生活習慣病予防や虫歯予防のため、料理の甘味を控える傾向にはありますが、伝統的食文化を見直すとともに、