■クロカタビロオサムシ オサムシは昆虫愛好家に人気のある虫で、オサムシばっかり集めて悦に入っている人も少なくない。わりと大きく、そして金緑色にはねが輝いているものもあり、人気があるのもうなずけるところだ。言い古された言葉ではあるが“生きた宝石”という表現がぴったりの虫たちだ。 そのオサムシの仲間のうち、青森県民に最も身近なのはクロカタビロオサムシではないだろうか。金緑色ではなく黒一色の地味な虫だが、県民の意識しないところで関係しているのだ。 1980年ごろ、岩木山の中腹から麓にかけて、秋でもないのにブナの葉が枯れる、という出来事が起きた。その数年前、八甲田でも同じような現象が発生、新聞やテレビをにぎわした。八甲田の場合は青森市から、岩木山の場合は弘前市から、山が赤く変わっているのが見えたため「これは何だ!」と騒ぎになった。葉が枯れ、茶色に変色したため、遠くから山が赤く見えたわけだ。その犯人
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