安倍晋三首相は20日夜のBSフジの報道番組で、戦後70年の節目に出す「安倍談話」をめぐり、戦後50年の「村山談話」などにある「植民地支配と侵略」「心からのおわび」などの文言を使うかどうかについて、「同じことを入れるのであれば談話を出す必要はない」と述べた。 番組は生放送で、約50分間出演した。首相は村山談話や戦後60年の「小泉談話」について、「村山総理は村山総理として語られ、閣議決定した。小泉総理の時には村山総理の談話を下敷きにしているという感じはある」とした上で、「(同じものを出すなら)名前だけ書き換えればいいだけの話になる」と語った。 また、「(村山、小泉両談話の)基本的な考え方を継いでいくということはもう申し上げている」と言及。「引き継いでいくと言っている以上、これをもう一度書く必要はないだろうと思う」と強調した。 中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)については、「まずし
モンゴル帝国の建設者、「蒼き狼」の異名でも知られる歴史上屈指の「世界征服者」というと、チンギス・・・カン?ハン?カーン?ハーン?ということで、混乱する彼の称号について簡単にまとめ。 歴史学上正しい呼び方はチンギス・カン結論からいうと、歴史学上正しいのは、ちょっと前までチンギス・ハンだったが今はチンギス・カンである。 「カン(ハン)」はトルコ系・モンゴル系遊牧民が用いていた称号で王や族長を表す。ここでやっかいなのがモンゴル語の発音では丁度「カ」と「ハ」の間の発音であることで、時代によってカに近かったりハに近かったりするが、近年の研究でチンギスが生きていた十三世紀は「カ」に近い音だったことがわかった。一方で、現代モンゴル語ではカンではなくハンと発音するが、モンゴル史では当時の発音に則ってほぼ「チンギス・カン」と呼ぶことが定着しつつある。 また、「カーン(ハーン)」について、それぞれの部族の長が
かつて韓国軍はベトナム戦争に参戦した。精鋭部隊のべ31万人以上を派兵し、5000人前後の死者を出した。この間に生じた民間人虐殺は、最近の「嫌韓」ブームのなかでしばしば取り上げられている。しかしそれは、従軍慰安婦問題などに対する日本の責任を問う声への反撃材料として利用することに終始した、生産性のないものである。 ここで論じたいのは、韓国とベトナム双方での虐殺の語られ方である。そして韓国軍による民間人虐殺に関して韓国世論が二分された背景をさぐり、自国の負の歴史を直視することの困難さに触れたい。 さらに負の歴史を記憶し未来の平和に役立てようとする韓国NGOの活動がベトナムで果たした役割について考えたい。 一方ベトナムでは、戦争に関する歴史認識が公定記憶に強く支配されているため、公定記憶になりえない記憶がこぼれ落ち、国際関係に影響を与えない範囲でしか歴史を語れない状況にあることを指摘する。 韓国で
安倍晋三首相は米紙ワシントン・ポストのインタビューに応じ、戦時中の慰安婦について「人身売買(ヒューマン・トラフィッキング)の犠牲となり、筆舌に尽くしがたい痛みと苦しみを経験された人々を思うと心が痛む」と述べた。同紙電子版が26日に報じた。 記事では英訳が掲載されており、首相が日本語で実際どのような表現を用いたのか不明だが、同紙は、首相の側近が「『人身売買』との言葉を公に使ったのは初めて」と指摘したとも伝えている。 首相はまた、「安倍政権は、村山談話や小泉談話を含む過去の政権の歴史認識に関する立場を維持する」とも強調。慰安婦問題への「おわびと反省」を述べた河野談話についても「見直さないとこれまでも明らかにしてきた」と述べた。 一方、オバマ政権が進めるアジ… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいた
安倍内閣は20日の閣議で、アジア諸国に対する植民地支配と侵略への反省、おわびを表明した1995年の村山富市首相談話について「『植民地支配』及び『侵略』の定義は様々な議論があり、答えることは困難だ」とする答弁書を決定した。 答弁書では、安倍内閣として村山談話や2005年の小泉純一郎首相談話を含め「歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいる」としている。次世代の党の和田政宗参院議員が、村山談話にある「植民地支配」と「侵略」の定義を問うた質問主意書に答えた。 「侵略」の定義について、安倍内閣は13年5月、「国際法上の侵略の定義については様々な議論が行われており、確立された定義があるとは承知していない」の答弁書を閣議決定している。一方、国連総会は74年、日本も賛同して侵略の定義に関する決議を採択。国連憲章に違反する他国への先制攻撃などを侵略行為とし、最終的には、国連安全保障理事会が判
コレが非常に気になったので・・・一部イイ話っぽく受容されてるけど違うんじゃね。 http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150305/p2 「俺の爺さんは人間でなかった(奴隷だ)」「奴の先祖は戦わなかった。俺たちは違う」…米空母で黒人と先住民が、日本人に語った重い言葉(月刊「正論」) 一番問題だと思ったのは、ネイティブアメリカンと黒人を対置した以下の基本構図 ・NAは徹底的に白人に抵抗戦争をして殆ど死に絶えてしまった、でも黒人は命惜しさに奴隷に甘んじた。 ・日本人もNAも、黄色人種は誇りのために死ぬまで戦う、だから世界で「日本は」尊敬されている。 すごく既視感のあり過ぎる論理展開ですが、ここですっぱり抜け落ちているのが肝心な、米国に於けるマイノリティ権利獲得の流れ。 記事の前提じゃ、まるで黒人が怠惰な何もしない奴らみたいな話になってませんか。 そもそもマイノリティの
安倍総理大臣が戦後70年のことし発表する「総理大臣談話」の策定に向けて設置された有識者懇談会の北岡座長代理は、シンポジウムで、先の大戦に関連して、「安倍総理大臣に『日本は侵略した』とぜひ言わせたいと思っている」と述べました。 この中で、北岡氏は、安倍総理大臣が発表する「総理大臣談話」について、「20世紀を振り返り、21世紀にどう向かうかという文書を懇談会で起草し、それを参考に安倍総理大臣が短いメッセージを出す。1945年以前と以後の歴史を全部盛り込んだ文書を作るが、そこから安倍総理大臣が何をピックアップするのかは知らない」と述べました。 一方で、北岡氏は、先の大戦に関連して、「『日本は侵略して、悪い戦争をして、たくさんの中国人を殺して、誠に申し訳ない』ということは、日本の歴史研究者に聞けば99%はそう言うと思う。私は安倍総理大臣に『日本は侵略した』とぜひ言わせたいと思っている」と述べました
愛知県一宮市の中学校で、記紀が史実であるかのように校長が主張したという。 神話や建国記述「間違ってない」「感動した」 一宮市教委の注意で削除の中学校長ブログに激励(1/6ページ) - 産経ニュース 「神武天皇以来2675年に渡り、我が国は日本型の民主主義が穏やかに定着した世界で類を見ない国家です」などと、学校サイトの校長ブログに掲載していたそうだ。 これは歴史だけでなく公民も小学校から学びなおすべきとしか思えない。 さすがに教育委員会にも問題とされてブログエントリは削除された。しかし上記の産経記事のように無理やりな擁護が出てきている。 天皇の血統で売ってるタレント竹田恒泰氏*1も、仁徳天皇の善政をたたえた部分について、下記のようにツイートした。 もちろん多数の批判がおこなわれ、武烈天皇の存在も指摘された。 はてなブックマーク - 竹田恒泰 on Twitter: "【一宮校長ブログ削除事件
2015年02月14日23:30 萩生田光一議員「国会決議で戦犯は名誉回復」の間違い カテゴリ東京裁判・A級戦犯 ekesete1 Comment(1)Trackback(0) その記事 2015.2.11 19:00【長州「正論」懇話会】萩生田光一・自民総裁特別補佐「慰安婦報道検証し、名誉回復を」 長州「正論」懇話会の第7回講演会が11日、山口県下関市のシーモールパレスで開かれ、自民党の萩生田光一総裁特別補佐が「日本の誇りと名誉回復元年に」と題して講演した。・・・首相の靖国神社参拝について「首相は戦争をしたいから靖国に行くわけではない。日本では国会決議によって戦犯は名誉回復され、存在しない。戦勝国も認めた。こうした事実の説明とアピールが大事だ。リーダーの安倍晋三と二人三脚で取り組みたい」と語った。http://www.sankei.com/west/news/150211/wst1502
NHKの籾井勝人会長が18日に出席した民主党の総務・内閣部門会議は、籾井会長の発言を巡り大荒れになった。「(村山談話は)今のところはいいと思います。将来のことはわかりません。(当時と)政権が代わってですね、その人が『村山談話はいらない』と言うかもしれない」などと発言。過去の言動を巡り民主党議員と激しく言い争う場面もあった。 籾井会長は会議の冒頭、「部下の辞表を集めることは一般社会ではよくあること」とかつて発言したことについて、階猛・衆院議員から「よくあるとは言えない」と追及され、顔を紅潮させて「言葉尻の話ですか」などと反論。出席者から大きな怒号が飛んだ。やり取りの後に、籾井会長が「くだらん」と発言したことも問題視され、閉会後に階議員と籾井会長が言い争う一幕もあった。 一方、5日の記者会見で「(従軍慰安婦を番組で取り上げる可能性について)正式に政府のスタンスというのがよくまだ見えない。慎重に
慰安婦問題で安倍政権批判=「教科書変更試みに失望」−米学者19人 【ワシントン時事】米国の歴史学者19人が従軍慰安婦問題をめぐり、「日本政府が最近、歴史教科書の記述を変更させようと試みていることに失望を表明する」と安倍政権の対応を批判する声明を、米歴史協会の雑誌の3月号に掲載する。ワシントン・ポスト紙(電子版)が9日報じた。 同紙によると、声明を発表するのはコネティカット大学のアレクシス・ダデン教授ら。声明は吉見義明・中央大教授らの研究に触れ、「議論の余地なく国が支援する性奴隷システムの本質的特徴が示されている」と指摘。「われわれは事実を明らかにしようと取り組んできた日本や他国の多くの歴史学者と共に立ち上がる」と記している。(2015/02/10-14:53)2015/02/10-14:53
米労働省が3日発表した11月の雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が6万2000件減の879万件となった。労働市場の状況が緩和する中、3カ月連続で減少した。 ワールドcategoryイランで爆発、103人死亡 殺害司令官の墓近辺 「テロ攻撃」と当局イラン南東部ケルマンで3日、爆発が2回あり、国営テレビによると、少なくとも103人が死亡、211人が負傷した。政府当局者は「テロリストによる攻撃」という認識を示している。犯行声明は出ていない。 前 マーケットcategory米経済の軟着陸、実現可能性高まる=リッチモンド連銀総裁米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は3日、雇用市場に大きなダメージを与えることなくインフレを抑制する連邦準備理事会(FRB)の取り組みに「現実的な前進」が見られていると述べ、経済のソフトランディング(軟着陸)を実現できる可能性がますます高まっているとの考えを示した。 午
6日に開幕した教研集会では、生徒たちに憲法改正を目指す安倍晋三首相や「天皇制」への批判をあおるなど、今年も日教組のイデオロギーを一方的に押し付けようとする偏向的な授業が報告された。 「権力を持つ者をしばる、これを『立憲主義』といいます。今の日本の憲法は『立憲主義の憲法』といわれるのです。さて、総理大臣の安倍さんはどうかな?」。社会科教育の分科会で報告された授業実践によると、福岡県内の中学校の男性教諭は、憲法を教える授業で、憲法の尊重擁護の重要性に触れた上で、生徒たちにこう語りかけ、憲法改正を目指す安倍首相への批判をにじませた。 「国民主権」の説明では「国の行く末を最終的に決定する力、これが主権。それが国民にある、と書かれている。総理大臣にある、とは書かれていない。それなのに安倍さんは?」と問いかけ、やはり「首相批判」をあおった。 男性教諭は、大日本帝国憲法が紀元節の2月11日(建国記念の日
脱原発エントリで有名らしいブログが*1、最近になって従軍慰安婦問題で朝日新聞を批判していた。たとえば下記エントリを代表とした、植村隆批判エントリがいくつかある。 植村氏の蒔いた種が成長して、醜悪な大木となるまで: 農と島のありんくりん 全体としては、他国も同様という論理で、問題性の指摘を妨げようとしている。そのために事実誤認をおかしているし、倫理面でも問題ある記述が多い。 南京「大虐殺」、靖国参拝、教科書問題、ことごとく朝日は外国政府に注進し、本来問題になりえないものを国際問題化することで、自国の政局を自らの思うがままに操作するというのが伝統的手法だったのです。 特に「問題になりえない」という記述には驚き、つい長文でコメントしてしまった。 >たとえば、植村氏が金学順さんがいかなる経緯で慰安婦に売られたのかを裏取り取材したらとうだったのか、 裏取りしてもしなくても、現在の歴史研究から見て植村
次世代の党が、衆院選大敗により結党からわずか4カ月で存続の危機に直面している。衆院の勢力は選挙前の19から平沼赳夫党首と園田博之顧問の2にまで激減し、発信力に優れた石原慎太郎最高顧問は政界を引退、離党の動きも出ている。政権とは「是々非々」で臨んできた次世代の後退は、安倍晋三首相の政権運営や憲法改正にも影響しそうだ。(内藤慎二) 「全国で応援したが、力が足らず、皆さま方につらい思いをさせてしまった。心から反省している」 19日、国会内で開かれた党選対本部総括会議の冒頭、平沼氏は沈痛な面持ちで、こう語った。会議は重苦しい空気に包まれ、ある落選議員は終了後、石原氏の手を握りながら「選挙区まで応援に来ていただいたのに申し訳ありません」と謝罪の言葉を口にした。 次世代は、比例代表で2.65%を獲得、「2%以上」という政党要件を満たしたこともあり、平沼氏は会議で党を存続させる考えを示した。 だが、投票
YOMIURI ONLINE 2014年11月28日 「本社英字紙で不適切な表現…慰安婦報道でおわび」 いわゆる従軍慰安婦問題の報道で、読売新聞発行の英字紙「デイリー・ヨミウリ」(以下DY、現ジャパン・ニューズ)が1992年2月から2013年1月にかけて、「性奴隷」(sex slave/servitude)など不適切な表現を計97本の記事で使用していたことが社内調査で明らかになりました。 読売新聞は、誤解を招く表現を使ってきたことをおわびし、記事データベースでも該当の全記事に、表現が不適切だったことを付記する措置をとります。本日付ジャパン・ニューズにもおわびを掲載し、ウェブサイト(http://the-japan-news.com/)で対象記事のリストを公表しています。 (後略) 『読売新聞』はついに、日本軍「慰安婦」の中には前借金を負った女性も就業詐欺で連れてこられた女性もおらず、あるい
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