『悪魔くん』や『ゲゲゲの鬼太郎』など、名作ぞろいで知られるマンガ界の巨匠・水木しげる氏。現在、夫人の布枝さんによる自伝書『ゲゲゲの女房』を原案としたドラマも放映されており、話題を集めていますよね。“妖怪マンガ”のイメージが強い水木さんですが、少女マンガを描いていたことはご存知でしょうか? ▽水木しげるの少女マンガ: 漫棚通信ブログ版 こちらのエントリーで紹介されているのは、『水木しげる貸本漫画のすべて』という本に掲載されている水木さんの少女マンガ。1950年後半から1960年前半に3本が発表されており、どれも目がくりっとした愛らしい少女を主人公にした、普段の水木さんの画風からは想像もできないタッチで描かれています。どうやらペンネームを使い分けていたようで、中村書店のマンガ雑誌『バレエ』に掲載された『雪のワルツ』、『かなしみの道』の2作は東眞一郎名義、兎月書房の『夕やけ人形』に収録された『二