現在、東京MXテレビ21時台の番組でMCを担当している長谷川豊氏が、自身のブログで「人工透析患者を殺せ」という過激な持論を展開しているのを受け、2016年9月23日(金)、発言の撤回と謝罪を求める抗議文を本人宛に出しました。
東京大学医科学研究所が導入した2000万件もの医学論文を学習した人工知能が、専門の医師でも診断が難しい特殊な白血病を僅か10分ほどで見抜き、治療法を変えるよう提案した結果、60代の女性患者の命が救われたことが分かりました。人工知能は、このほかにも医師では診断が難しかった2人のがん患者の病名を突き止めるなど合わせて41人の患者の治療に役立つ情報を提供していて、専門家は「人工知能が人の命を救った国内初のケースだと思う」と話しています。 このうち60代の女性患者は当初、医師から「急性骨髄性白血病」と診断されこの白血病に効果がある2種類の抗がん剤の治療を数か月間、受けましたが、意識障害を起こすなど容体が悪化し、その原因も分かりませんでした。このため、女性患者の1500に上る遺伝子の変化のデータを人工知能に入力し分析したところ、人工知能は10分ほどで女性が「二次性白血病」という別のがんにかかっている
ネットでは間違った医学情報がたくさん流れています。その中の一つに「WHOが抗がん剤の使用をやめるようにいいだした」というものがあります。実際には、WHOはそんなことは言い出していません。WHOのウェブサイトにアクセスすれば一目瞭然です。 がん治療についてWHOが言っていること WHOはさまざまな医学情報を提供しています。たとえば、一般的ながん(Cancer)についてのページを引用してみましょう。がんに対する治療として、外科手術、放射線治療、抗がん剤治療(化学療法)に効果があることをWHOは認めています。引用者による意訳と、抗がん剤治療の部分に強調をつけました。 ■WHO | Cancer Cancer is the uncontrolled growth and spread of cells. It can affect almost any part of the body. The
年度末だったので、こないだまで「書類に欄があるから血液型を調べて下さい。」という患者さん(の保護者)が何人かいました。 保育園・幼稚園・学校の書類以外でも防災頭巾や名札なんかにも、血液型を書く場所を設けています。(検索してあまりの多さにちょっと目眩しました。) だからお子さんの血液型を知らない保護者の方が、心配になってしまうんですね。 でも、血液型を知らないと危険だということはありません。 例えばそういった記載を元に医師がお子さんに輸血を行って、間違いがあった場合は、確実に医者の責任が問われます。血液型を書いた持ち物が、確実にその子のものかどうかわかりません。兄弟姉妹のおさがりとか、お友達との取り違えがあり得ますからね。書類、名札だけでなく、保護者が「この子はA型です。」と申告してさえ、その情報だけを元に輸血をすることは、絶対にありません。 どんなに緊急時でも。 入院患者さんでも、過去入院
日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科 勝俣範之先生のツイッター(2015年3月16日)より、勝俣先生の許可を得て転載しております。 ●近藤医師の被害に会われた方、がんもどきと誤診された方、放置と言われ、進行がんになり、手遅れになった方など、そのような方は、泣き寝入りしてはいけません。弁護費用無料で裁判の支援をしてくださる優秀な弁護士を紹介できます。心あたりのある方は、勝俣まで連絡をください。 ●その弁護士さんは、近藤医師の件に関して、問題意識をもってくださっていて、ボランティアで支援をしたい、と言ってくださいました。患者さんにとっては、過去の苦い経験を思い出すことも憂鬱になるという方もいらっしゃいますが、他の患者さんのためにも、是非お考えくだされば幸いです。 【連絡先】 勝俣範之先生(日本医科大学武蔵小杉病院・腫瘍内科教授) 〒211-8533 神奈川県川崎市中原区小杉町1-396 電話番
腫瘍内科医とは、がん患者のあらゆる問題に対応する「がん」の総合内科医です。抗がん剤や緩和療法、適切な治療のナビゲーターの役割もします。 今年は、地下鉄サリン事件20周年になります。毎年この時期になると、テレビなどでもサリン事件について報道されます。いまだにサリンの後遺症で悩む人や、PTSD(心的外傷後ストレス障害)で苦しんでいる方もいらっしゃいます。我々はこの事件を忘れてはいけないし、あのようなテロを許してはならないと思います。 私は、実はサリンの被害者であり、重症で入院していました。20年経った今、当時のことについて記しておきたいと思います。 1995年3月20日その日は月曜日でした。当時、私は国立がんセンター中央病院のレジデントであり、通常はバイク通勤をしていたのが、前日に千葉の病院で当直のアルバイトがあったので、千葉から電車での通勤となりました。総武線秋葉原駅で日比谷線に乗り換えて、
国立国語研究所は,国民の言語生活の実態をとらえ,そこに問題が生じていれば,改善に向けてどのような工夫を行えばよいか,提案しています。 医療の分野では,患者中心の医療の考え方が広まり,医療者は十分に説明をし,患者は説明を理解し納得した上で,自らの医療を選ぶことが求められています。ところが,医療者の説明に出てくる言葉が分かりにくいことが,患者の理解と判断の障害になっています。 この問題を改善するために,国立国語研究所は「病院の言葉」委員会を設置し,「病院の言葉」の分かりにくさの原因を探り,分かりやすく伝えるための工夫を,医療者に対して提案しました。 病院の言葉の分かりにくさには,いくつかの類型があります。各類型を代表できる言葉57語を取り上げ,分かりやすく伝える例を,詳しく示しました。 まえがき Ⅰ.「病院の言葉」を分かりやすくする提案を行う目的 Ⅱ.「病院の言葉」を分かりやすくする工夫の類型
ウルグアイの首都モンテビデオでのイベントで展示された大麻(2014年12月15日撮影、資料写真)。(c)AFP/PABLO PORCIUNCULA 【2月20日 AFP】「マンチ」と呼ばれる大麻の食欲増進作用は、通常は食欲を抑える働きをする脳細胞が原因になっている可能性があるとする研究論文が、18日の英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。 米エール大学(Yale University)のタマス・ホルバート(Tamas Horvath)氏が率いた研究チームは、遺伝子組み換えマウスを用いて、大麻に含まれる活性成分によって、マンチを引き起こすのに利用される視床下部の神経回路を特定した。 ホルバート氏は「大麻によってもたらされる空腹感を引き起こしているのは何か、通常は摂食行動を抑止するメカニズムがどのようにして摂食を駆り立てる原因になっているのかを、今回の研究で知ることができた」と語る。
日本では「死因のウソ」がまかり通っている!?ずさんな死因究明制度が引き起こす、知られざる社会問題とは。話題の本『死体は今日も泣いている』著者・法医学者の岩瀬博太郎氏にお話を伺った。(聞き手・構成/山本菜々子) ――本書を読んで、とても驚きました。現代の日本に生きていたら、異状死した場合、解剖されて死因を調べてくれるものだと思い込んでいたので。 皆さんそう思っているようですが、日本で解剖され死因が調べられることはまれです。外国では異状死の解剖率が9割近い国もありますが、日本は約1割です。 ――非常に少ないですね。異状死した場合、どうやって死因が決められるんですか。 大抵の先進国では、死因が分からない場合、解剖して死因を特定しなければ犯罪性があるか判断できないので、司法解剖を実施します。ですが、日本は特殊で、解剖する前の段階、つまり警察による検視の段階で、犯罪性の有無を判断してしまい、犯罪性の
By Phil Dragash 肉体的もしくは精神的に衝撃的な出来事を経験すると、人は心に心的外傷(トラウマ)を負います。最新の研究によれば、幼少期に抱いたトラウマは大人になってからも当人に悪影響を与え続けるようで、その範囲は健康・財政・教育レベル・BMIなどさまざまであることが明らかになりました。 Welcome to the 1958 National Child Development Study - Centre for Longitudinal Studies http://www.cls.ioe.ac.uk/page.aspx?&sitesectionid=724 Childhood trauma affects the health and wealth of middle-aged adults | The Verge http://www.theverge.com/201
そこそこの収入の友人・知人が30代半ばを過ぎた位から、何かしら健康に支障をきたしている。 毎日いいものを食べ過ぎている弊害なのか、はたまた忙しいゆえの不摂生なのか分からない。 皆、どんな人でも仕事の中でストレスを受けてしまうのは仕方ないことで、そのストレスを解消する行為として安易に飲食で解消する事も理解できる。 ただ、高収入な人たちは高学歴はもちろんのことある程度のスキルやコミュニケーション能力も備わっており、学習能力にの長けている。 なぜそんな人たちが自分の体のことを理解せず、支障がでるほどの生活習慣をしてしまうのか謎だ。 私の知人にすらなっていただけない、さらなるエグゼクティブな方々はそんな事もないのかもしれないが。 平均収入程度しか得れていない私が言っても、負け犬の遠吠えにしかならないとは思うので苦言は言わないでいる。 ただ本音を言えば体が資本であり、まだ30年程度働くのだから一度ラ
3rdに引っ越しました。 2010/12/31 以前&2023/1/1 以降の記事を開くと5秒後にリダイレクトされます。 普段の日記は あっち[http://thyrving.livedoor.biz/] こちらには技術関係のちょっとマニアックな記事やニュースを載せます。 Windows2000ネタ中心に毎日更新。 インターネットでインフルエンザワクチンは効果がないと言うデマが広まっているのですが、調べてみたところひどすぎたのでまとめてみました。 インフルエンザワクチンは打たないで!【常識はウソだらけ】 - NAVER まとめ まず、一番に目がつくのがNAVERのまとめ WHO、インフルエンザはワクチンで予防不可と結論 病院は巨額利益、接種しても感染多数 | ビジネスジャーナル もう一つは、WHOがインフルエンザワクチンは予防不可というニュース。 これについて詳しく調べてみました。 読むの
アルツハイマー病の早期発見と根本的な治療法の開発を目指す国内最大規模の臨床研究で、5年にわたる研究成果が出せなくなっている問題で、東京大学の第三者委員会は、多数の患者のデータを扱うのに基本的な準備を行わなかった結果、コンピューターのシステムを数億円かけて何度も作り直すなど混乱が生じ、研究成果の発表に遅れが生じたなどとする調査結果をまとめました。 この問題は、アルツハイマー病の根本的な治療法の開発を目指し、東京大学など全国38の大学が国などの資金23億円以上を投じて進めてきた「J-ADNI」と呼ばれる国内最大規模の臨床研究で、5年にわたる研究の成果が出せない状態になっているものです。 東京大学の第三者委員会がまとめた報告書によりますと、研究では、全国の500人以上のアルツハイマー病の患者などに協力を求めたにもかかわらず、患者のデータをどのように扱うのかを決める責任者を置いていませんでした。
健康食品などで発疹や下痢といった健康被害があらわれた時に「それは好転反応」「毒素が出ている」などと事業者らから言われ、利用継続を勧められる事例が相次いでいると消費者庁が発表した。「セールストークの場合がある。説明をうのみにせず、利用を中止して医師に相談してほしい」と注意喚起している。 「好転反応」という言葉は「回復に向かう過程の一時的現象」という意味で使われているが、日本医学会監修の医学用語辞典には掲載されていないという。 12月10日付の発表によると、健康食品や化粧品、健康器具、美容エステなどで健康被害が出た際、継続利用を促されたという相談や情報は2009年4月以降339件寄せられている。このうち100件は利用を続けた結果、症状が継続・悪化していた。その100件を商品やサービスで分類すると、化粧品が33件、健康食品32件、健康器具23件と続いた。1カ月以上症状が続いたという相談も16件あ
アフリカの島国マダガスカルで感染症のペストが流行して40人が死亡し、WHO=世界保健機関は、人口が密集する首都でも感染が確認されているため、急速に広がる危険性があるとして警戒を強めています。 WHOは、アフリカ南東部の島国マダガスカルで感染症のペストが流行し、今月16日までに119人の患者が確認され、このうち40人が死亡したと発表しました。 ペストは野生のネズミなどからノミを介して広がるペスト菌が引き起こす感染症で、患者の中には、致死率が高くヒトからヒトへ感染しうる肺ペストを発症した人もいるということです。 今回の流行では患者に首都・アンタナナリボで暮らす人も含まれていて、WHOは人口が密集している地域では急速に広がる危険性があると指摘しています。 マダガスカルは貧困層が多く、地域の医療体制がぜい弱で、首都に住む市民は「マダガスカルの基幹病院では十分な設備や医薬品がなく、深刻な病気には対応
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