中央アジアにおける一帯一路の現状を見ようと思い立ち、3月末、愛知県のNPO法人の植林スタディーツワーに便乗しウズベキスタンに向った。韓国が世界に誇る巨大なハブ空港の仁川空港までは、中部セントレア空港から2時間前後。ここで乗り換えウズベキスタンの首都であるタシケントまでが7時間強。中国大陸をほぼ真西に向って横断したことになる。 中部セントレア空港出発が午前9時半で、タシケント空港到着は現地時間の夜8時過ぎ。両国の間には4時間の時差があるから、日本時間で夜中の12時過ぎの到着になる。小規模の空港でロビーは薄暗く、今時、こんなにも小さく老朽化した空港は東南アジアではお目にかかれそうにない。 狭い通路に人がひしめく。聞いて見ると、韓国での出稼ぎからの帰りだという。機内持ち込みの手荷物の数が半端ではない。揃いのジャンバーは、どうやら集団出稼ぎ組らしい。空港の規模と出稼ぎ者の数だけでも、この国の経済規