「酒やたばこ、薬物に走らせたくないから、子どもは厳しくしつけている」という親御さんも多いだろう。しかし最新の調査で、そんな親の厳しさは逆効果であると判明した。 厳しすぎても甘すぎても子どもはグレる 厳しいながらも親の“愛情”が垣間見られれば話は別だ。しかし、European Institute of Studies on PreventionのAmador Calafat博士によると、ただ厳しいだけの独裁者、愛情のかけらも見えないようでは、子どもは道を踏み外す可能性が高いそうだ。 博士らが11歳~19歳の子ども8,000人を対象に、欧州6か国で行った調査によると、子どもに「きちんと規則を守らせること」はもろ刃の剣とも言え、厳しすぎてもダメ、また愛さえあればOKというわけでもないことが明らかに。 逆に親の愛情が息苦しさを感じるレベルまで達すると、薬物やたばこ、アルコールに手を出す確率が上がる