ジャンプにおける『ハンターハンター』の連載再開は、待ち望んでいた読者の期待を裏切ることなく、熱狂を持って迎えられたようだ。 王位継承を巡る争いはクラピカだけでなく、クロロ、そしてヒソカまでをも巻き込む様相を見せ、先の読めぬ展開に目が離せない。 ヤングアニマルにおいては『ベルセルク』が、半年ぶりの連載再開。アニメとゲームも控えていて、こちらも熱い。 どちらの漫画も、そう遠くない未来にふたたび休載に入ることを、ほとんどの読者が察していて、にもかかわらずそれを受け入れているところが、おかしくも切ない。 ハンターハンター、ベルセルクときたら…/休載が多いが再開を熱望している漫画 連載、というからには、毎週、もしくは毎月、といった掲載誌の刊行のタイミングにあわせて定期で読めるべきなのだが、漫画の連載とは過酷な仕事だ。それぞれの作家が事情を抱えていて、休載を挟まざるをえないことになる作品は少なくない。