もともと無名だった集落だった小竹(こたけ)が、1713年の事件をきっかけに、一躍有名となりました。そして長崎街道の休憩所として栄えるようになりました。その事件が「竹藪騒動」と呼ばれるものです。鹿児島から江戸へ荷物を運んでいた薩摩藩の一行が、小竹で賊に襲われました。一行の家来が賊を返り討ちしましたが、痛手を負った家来は、小竹の有力者 龍徳屋で療養してもらいました。薩摩藩主が、この謝礼に小竹龍徳屋を「小休み処」に定めました。参勤交代の際は、小竹の龍徳屋に泊まるひとが増え、小竹は宿場町として栄えました。 現在の小竹の長崎街道の風景と、龍徳屋があった場所を下の写真でご紹介します。 場所:福岡県鞍手郡小竹町勝野 座標値:33.687235,130.711703 龍徳屋跡である酒店の壁に、竹藪騒動の詳細が記されていたので、以下、そのままご紹介します。 小竹の長崎街道で起きた竹藪騒動 小竹の文化財を守る