ノッポルン・ウォン・アナン、BBCタイ語 天皇の譲位と新天皇の即位、改元という歴史的な変化を目前にした4月末、小規模の集団が東京のはずれに集まった。 「天皇の戦争責任を忘れるな」と繰り返しながら、集まった人たちは公園に向かってデモ行進した。 抗議行動に参加した人のほとんどは白髪で、人数は少なかった。 人数は少ないものの、日本の天皇制反対派は、天皇制はもう廃止すべきだという主張を声高に続けている。 日本では、皇室は世界最古の世襲王朝だと言われている。神話によると、皇室は天照大神の末裔(まつえい)だとされる。 第2次世界大戦が終わるまで、天皇は「現人神」だと見なされていた。 一方で、反天皇制運動連絡会(反天連)は30年前から、天皇制廃止を求めて活動してきた。 天皇の名の下に日本が1930年代から1940年代にかけて戦った戦争を償うには、天皇制を廃止するしかないという主張だ。 反天連メンバーの「