宮崎県にある航空自衛隊新田原基地の女性自衛官が、F15戦闘機の訓練課程を終え、国内初の女性の戦闘機パイロットが誕生しました。 松島2尉は、身長1メートル59センチで、当初は輸送機などのパイロットを目指していましたが、3年前に防衛省が、それまで男性に限ってきた戦闘機のパイロットに女性を登用する方針を示したことを受けて、おととしから戦闘機の訓練課程に移っていました。 戦闘機では飛行中、最大で地上の9倍の重力がかかるため、操縦桿を握るにはかなりの腕力が必要ですが、訓練の結果、支障なく操縦できるようになったということです。 松島2尉は「小学生の時に映画の『トップガン』を見て以来、戦闘機のパイロットに憧れていました。あとに続く女性のためにも努力を続け職責を全うしたい」と話していました。 航空自衛隊によりますと、現在、ほかにも3人の女性自衛官が戦闘機パイロットを目指して訓練を続けているということです。