インボイスで漫画家の2割が廃業も? 危機感抱くエンタメ業界 声優・アニメ・演劇団体と共同記者会見(5/5 ページ) 演劇人も2割が「インボイスで廃業を検討」 演劇業界も実情は同じだ。俳優や劇作家、照明・美術など演劇に関わる人を対象に10~11月に行ったアンケートでは、72%が個人事業主であり、うち7割が演劇以外の仕事(アルバイト)もしていると、インボイス制度を考える演劇人の会の丸尾聡さん(劇作家・演出家・俳優)が説明する。 「インボイス制度が導入されたら、廃業する可能性がある」と答えた人は約2割。声優やアニメ業界と同じだ。「コロナ禍で文化庁が募集した『文化芸術活動の継続支援事業』に申し込んだフリーランスは8万人。うち2割の1万6000人が廃業したら、この国の文化はどうなる? 憲法で保障される文化的な生活は守られるのか?」 コロナ禍以降、演劇界は大きな犠牲を強いられてきた。度重なる公演中止・