日本ベリサイン株式会社は4月12日、フィッシング詐欺などのオンライン犯罪対策として期待される「Extended Validation(EV) SSL証明書」について説明会を開催。米Verisign、プロダクトマーケティングディレクタのTim Callan氏から、EV SSL証明書に関する取り組みや技術的な仕組みなどが説明された。 同氏はまず、昨今のインターネットを取り巻く環境を説明。1年前には4000カ所ほどだったフィッシングサイトがこの1年間で3万7000カ所にまで増加している点を指摘。その上で、数千人のインターネットユーザーに対して行った調査において、90%の人が正規のWebサイトとフィッシングサイトを見分けられなかったことに触れた。 そうした問題を抱える時代の要請に応えるようにして現れたのがEV SSL証明書。2007年に行われた調査では、Webブラウザのアドレスバーが緑色に変色して