フォルダの共有機能 Vagrantは、開発をスムーズにするためのフォルダ共有機能を備えています。これはVagrantで仮想マシンを起動すると、開発用PCと仮想マシン内のディレクトリを自動的に同期してくれるものです。これにより、PCで使っている自分の好きなエディタを使って、仮想マシン上のソースコードを編集できるだけでなく、手元のツールでテストや任意の処理ができます。仮想サーバ上で何か処理する際に、いちいちログインする必要がありませんので、開発作業に集中することができます。 それでは実際に共有することを確かめて見ましょう。「vagrant up」で仮想マシンを起動すると、Vagrantfileを実行したフォルダと仮想マシン内の「/vagrant」ディレクトリがリアルタイムで同期します。リスト7のように、仮想マシン内でディレクトリを移動して、ファイルを作成すると、手元のPC上にも同様のファイルが