昨日、院生Mに言われて、本日が調度百年前にチベット・モンゴル条約が締結された日であることを思い出した。なので本日急遽チベット・モンゴル条約に関するエントリーをあげる (確認の甘い部分があると思うので、気がついたところからあとで治す)。 20世紀初頭、清朝は主要な地に限って官員を駐在させ、チベットとモンゴルの社会と文化は尊重するという伝統的な政策を一方的に廃し、モンゴルと東チベットにおいていわゆる「新政」という名の実効統治を開始した。この情勢を受けてチベットとモンゴルの王侯たちはそれぞれの立場から様々な対抗措置をとった。 ハルハ・モンゴルは1911年に中国からの独立を宣言し、モンゴルにおけるチベット仏教界のトップ、ジェブツンダンパ八世を国王として推戴した。このあとモンゴルはロシアの庇護を受けることに成功し、結果として現在も独立国として存続している。 一方、チベットにおいては、チベット仏教界の