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2012年4月9日のブックマーク (3件)

  • カピタン作製の江戸会話集、古物市場で見つかる : 文化 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    江戸時代の18世紀末、長崎の出島に着任したオランダ商館長イサーク・ティチング(1745~1812年)が作った、最古の蘭和対訳会話集が古物市場で見つかった。 日人通詞(通訳)同士の会話が和文(ローマ字)とオランダ語で記され、当時の生きた話し言葉を伝える貴重な資料だ。 オランダ東インド会社に勤務したティチングは1779年から84年までの間に商館長を2期3年務めた。会話集はこの間に、仏蘭会話集を参考にティチングが構成し、親交が深かった日人通詞、堀伝之丞が墨でつづったものとされる。 和紙を袋とじし、厚紙で装丁され、縦18・5センチ、横13・5センチ。1文目の「私どもの正月より12月までの事につき、二人寄り合い話」から93の蘭文が27枚、和文が22枚に記される。新年に酒を飲みながらよもやま話を繰り広げる形で、様々な例文を挙げる。時刻の表現など両国の文化の違いが浮かび上がる内容になっている。

    bitheiboo
    bitheiboo 2012/04/09
    これは当時の日本語の貴重な史料。どこの古物市場かな?自分も一度でいいから古物市場や古本屋でこういうめぐり合いをしてみたいもの。
  • 奈良時代に看病で休暇願、戦後不明の文書発見 : 文化 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    奈良時代、国家事業として行われた写経の担当者が書いた「休暇願」と、写経所の材の使用状況を記した正倉院文書が見つかった。 明治初期までに流出し、太平洋戦争後は所在不明になっていたが、東京の個人が秘蔵していたものを奈良国立博物館が調査して確認。ほぼ奈良時代当初の姿を保っており、同博物館は「流出した正倉院文書が当時のまま見つかるのは珍しく、重文級の発見」と評価している。 文書は縦約29センチ、横約25センチ。表には「万昆嶋主(まこんのしまぬし)」という名前の下級役人で経文を筆写する担当者(経師)が、重病にかかった「姑(父親の姉か妹)」の看病のために4日間の休暇を願い出た内容が墨書きされている。「天平寶字(てんぴょうほうじ)二年(758年)七月●(にじゅう)八(28)日」の日付があった。(●は廿から下の横棒を取る)

    bitheiboo
    bitheiboo 2012/04/09
    これは面白そうな文書。改めて思うが、こうした文書が当時のまま残っているというのはすごいこと。
  • 日本は果たして中国化するのか?−足立啓二著『明清中国の経済構造』を読む(前)− - 梶ピエールのブログ

    ここ1,2年、中国は独自の発展モデルを持っているとか、ワシントンコンセンサスから北京コンセンサスだとか、いや中国を初めとしてこれからは国家資主義の時代だとかいった議論がかまびすしい。しかし、書はそのようなその時々の情勢に影響された時論や、あるいは現政権の正当性を追認するだけような底の浅い議論が吹っ飛んでしまうような重量級の実証研究である。 汲古叢書99 明清中国の経済構造 作者: 足立啓二出版社/メーカー: 汲古書院発売日: 2012/02/10メディア: 単行 クリック: 1回この商品を含むブログを見る 著者の足立氏はよく知られるように、1998年に出版された『専制国家史論―中国史から世界史へ (叢書 歴史学と現在)』が話題となった際に、西尾幹二氏や坂多加雄氏といった人々−端的に言えば「新しい歴史教科書をつくる会」関係の人々−にその議論が積極的に評価される、ということがあった。そ

    日本は果たして中国化するのか?−足立啓二著『明清中国の経済構造』を読む(前)− - 梶ピエールのブログ
    bitheiboo
    bitheiboo 2012/04/09
    書評を読む限り非常に興味深い内容。自分も「中国封建制論」・「段階的発展論」・「中国停滞論」・「異質論」いずれにも飽きたらなさを感じてきたので、本書でその辺をどう論じているか読んでみたくなった。