財布の中や机の引き出しの奥深く。使い切らなかったテレホンカードの1枚や2枚が眠っているはずだ。携帯電話がこれだけ普及した現在、公衆電話の数は急速に減っている。 NTT東日本が発表している資料によると、5年前の2002年3月末には全国で約63万台あったテレホンカードが利用できる公衆電話の台数は、2006年3月末には39万台に減少。テレホンカード自体の販売枚数も、5年前の5377万枚から1804万枚まで減った。逆に、未だに年間1000万枚も販売されているほうが意外かもしれない。 この使わなくなったテレホンカード、いったい何に活用できるのだろうか。 NTT通話料 よく知られているのは、NTTの固定電話の通話料支払いに利用するという方法だ。未使用のテレカに限られる上、1枚につき52.5円の手数料がかかるが、NTTの窓口で固定電話通話料として支払える。通話料金よりもテレカ分が多ければ繰り越しも可能だ