タグ

ブックマーク / stockkabusiki.blog90.fc2.com (10)

  • 社会の真実の見つけ方 :投資十八番 

    社会の真実の見つけかた 9.11以後のアメリカではメディアが人々の恐怖心を煽り、国全体が一つの方向に向かって流れていった。メディアをうのみにしている間に法律が変えられ、テロ後6週間後に議会を通過した「愛国者法」はアメリカという国のあり方を根っこから大きく変えてしまった。 著者はベストセラー「ルポ 貧困大国アメリカ」で日人の米国観を根底から揺さぶった堤未果氏。書もアメリカでの取材エピソードを中心として話が進められていき、メディアの実態と限界を明らかにしたうえで「情報を読み解く力」を身に付けることの大切さや行動する重要性を説きます。 「情報を読み解く力(メディアリテラシー)」の重要性を説く論調は昔からあるので、その意味では今日的なトピックではありませんが、インターネットによって情報が氾濫するようになったのは最近のことです。そういう前提をもとにメディアリテラシーが語られなければ意味がないこ

  • 失敗を評価する四つの視点 :投資十八番 

    書(回復力~失敗からの復活 )では、失敗研究の第一人者、畑村氏が失敗と上手につき合うコツを示しています。人は誰でも失敗するし失敗すれば誰でも落ち込む。当に大切なのはそこからだ、と著者はいいます。現代社会は教育において成功事例から学ぶことに偏りすぎていますが、当は成功事例よりも失敗から学ぶところが大きいのではないでしょうか。 論ではありませんが、重要な指摘だと思った指摘を紹介します。失敗の評価をきちんと行うためには「当の絶対基準」を取り入れて対象を正しく見ることが重要だと指摘する部分です。

  • あらためて考える「守るお金」と「攻めるお金」 :投資十八番 

    少し前に、地震後の一時的な株価急落をみたからでしょうが、以下のコメントを頂きました。 自分の努力の及ばない出来事で財産が吹っ飛ぶなんて怖すぎです。 専業のプロがいる中で仕事の片手間にちょっと儲けてみようなんて考えが甘すぎました。 金で金を稼ぐなんて一生考えず、地道に働いていこうと思います。 お金との付き合い方において何よりも重要なのは「守るお金」と「攻めるお金」の区別を付けることとリスクの概念を理解することだと思っています。こういう時期だからこそ「お金」との付き合い方を真剣に考えるべきだと思うので引用しました。

  • 人生設計もなく未来への期待もない日本人 :投資十八番 

    東京スター銀行が実施した日中国、米国在住の20〜40代のビジネスパーソン900人(各国300人)を対象にした「貯蓄に対する意識調査」によれば、日人の4割が具体的な人生設計を持っておらず、約8割が目的なく貯蓄している一方で、中国人の約半数、米国人では7割以上が明確な目的を持って貯蓄していると答えているそうです。 東京、上海、ニューヨーク在住の 20〜40代男女ビジネスパーソン各300人という限定されたセクターでの調査ではありますが、具体的な貯蓄目的や人生設計を持つ人が相対的に少なく将来への希望も持てないのが米国人や中国人と比較した「日人」の特徴のようです。また、貯蓄だけでなく資産運用投資を行っていると答えている人の割合も日人は少ないようです。 少子高齢化や財政難など、マクロ的な展望で日の将来は悲観されがちですが、そんな状況だからこそ個人レベルでは人生設計を持つことが重要なんだ

  • 教育の目的 :投資十八番 

    新年度から高校にTOEFLの受験を促す制度を導入するなど、子どもたちの英語力強化は不可欠として英語教育に力を入れる方針を打ち出した大阪府の橋知事ですが、インドの学校教育の現状を視察してこう発言しています。 日の子供に世界を生き抜く能力を身につけさせることは政治の最大使命 / 読売新聞より この「世界を生き抜く能力を身につけさせる」とは文脈的に推測するに「英語力」と同義でしょう。確かに社会に出ると英語力が問われる局面が無限にあります。でも、英語以上に重要なものは別にあるような気がします。 実は、文部科学省が定めた「学習指導要領」の冒頭の総則に、知事が言った「生き抜く能力を身につけさせる」に似た文言がでてきます。 生徒に生きる力をはぐくむことを目指し,創意工夫を生かし特色ある教育活動を展開する中で,自ら学び自ら考える力の育成を図るとともに,基礎的・基的な内容の確実な定着を図り,個性を生

  • 若い人が本気で資産形成を図らなければならない理由 :投資十八番 

    先日内閣府より公表された「高齢社会白書」に面白いデータが掲載されていました(資料的に面白いですが愉快な内容ではない)。 中位仮定値で将来の人口構成がどのようになっているかを予測したものです。 すでに日の人口は減少してますが、格的に人口が急降下していくのは2015〜2020年くらいからです。フリーフォールに乗ると、ゴンドラが頂上に達したら、落下前に一瞬だけ止まります。現在はそんな感じですね。 で、中位予測では今から45年後には3700万人減の8993万人程度になる見込みとなっています。年代別人口比率が変わらずに全体が減少するならまだいいのですが、問題は老人ばっかり増えて子どもや生産年齢人口が大幅に減ることです。 同白書に、高齢世代人口と生産年齢人口の比率の予測値を一覧にしたものがあったので引用します。 45年後の日は、65歳以上の高齢者を1.3人の生産年齢層で支えていかなければな

  • お金を貯め、運用する「仕組み」を作る方法 :投資十八番 

    お金を貯めるには、家計簿を作って可能な限り無駄を省くのも重要なのですが、それに加えて無理やりにでも仕組みを作り上げることでより効率的になり楽になります。収入が上がったら始めるとか、余裕ができたら始めるというのではいつまでたってもお金は貯まらないからです。 その「仕組み」の一例として、一つの方法を紹介します。 住信SBIネット銀行に口座開設する 同銀行口座を開設する理由は、住信SBIネット銀行には振込が毎月3件までは無料であることに加え、定額自動振込サービスがあるからです。給与振込口座とすることで、これをお金のハブ口座にしてしまいます。そこから定額自動振込サービスを使って下図のような仕組みを作り上げます。

  • 実践して分かった「時間管理」の効用 :投資十八番 

    去年は、今まで以上に時間の効率的かつ効果的な使い方を模索し続けた一年でした。 今年はそれをさらに向上させ定着させることを目標とします。 考えてみれば、時間の使い方は私を含めて20代〜30代といった若年層にとって重要です。なぜなら、この世代のほとんどの人々にとって時間は唯一の資だから。有効活用できれば将来の収穫の糧となる時間という資は、若いほど多く持っています。自分なりの時間管理法を早めに身に付けることの効用は計り知れないです。方法は人それぞれで合ったものを模索するべきなんでしょうが、基は同じだと思うので私が実践している方法を紹介します。

  • ドラッカー流セルフマネジメント法 :投資十八番 

    ドラッカーはいいます。一流の仕事をするには、まず自己の強みを知ること。そして、仕事の仕方を知り、学び方を知る。価値観を知る。自己を知ることで、得るべき所がわかり、なすべき貢献が明確になる、と。 これは、エッセンスが凝縮されたドラッカー論文集で紹介したHBR6月号に掲載されていた1999年発表の論文「自己探求の時代」の要約です。もう少し詳しく紹介してみましょう。 自己の強みは何かを知る 自己の強みを知るには、フィードバック分析しかない。すなわち、なすべきことを決めたり、始めたりしたならば、具体的に書き留めて置くのである。そして、九ヶ月後、一年後に、その期待と実際の結果を照らし合わせなければならない。私自身、これを五〇年続けており、そのたびに驚いている。 自己について知るうえで、最も重要なのは強みを知ることだとドラッカーはいいます。強みを知るには、自分が行ってきた実績や行えなかったことを記

  • 勉強を継続させる5つのコツ :投資十八番 

    学生時代には学生なりの、社会人には社会人なりの勉強法があります。学生時代には使い切れないほどの時間があるので、多少時間をロスしても問題はありません。しかし、社会人はそうもいきません。私は、時間が貴重な資源であると気づいたのは就職してしばらく経ってからです。その上、社会人になっても「勉強」からは開放されないどころか、学ばなければならないことは増える一方です。 私の回りには、幸いなことに勉強方法について参考にすべき素晴らしい知人がたくさんいます。勉強方法をお互いに参考にし合ったり、または優れたからも勉強手法を取り入れ、そして自分なりに実践する中で試行錯誤を経て、私なりの「勉強の型」ができました。方法は人それぞれだと思います。その上で、私の勉強を紹介します。 1 何を勉強し、いつまでに達成するか 難易度がそう高くなく、少しの勉強で目的が達せられるのであれば、特に対策は必要ないと思います。し

  • 1