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日本人はプレゼンテーションが下手と言われるが、ベンチャーの若手が事業の命運をかけて、本気でプレゼンに挑む場がある。それが、「Infinity Ventures Summit」というイベントの目玉企画、「Launch Pad」だ。 インターネット関連企業の経営者などが集まり、この場で注目を集めることができれば、大きな発展のチャンスをつかめる。出演者は誰もが真剣勝負。イベントでのプレゼンの面白さには定評があるのだ。本連載では、昨秋開催されたこのイベントから、3回にわたって観衆の心を動かすプレゼンを紹介しよう。 「場の共有」――。プレゼンテーションにおいて、是非とも気に留めて置きたいキーワードの1つである。発表者と聞き手が一体となれるような空間をうまく作り出すことができれば、プレゼンテーションの内容は確実に聴衆の心に響くだろう。 逆に、発表者と聞き手が完全に分断されているような状態は最悪だ。発表
同じメッセージのプレゼンであっても、伝え方次第で聞き手の印象や記憶への定着度合いは異なります。『アイデアのちから』の著者であるハース兄弟は、記憶に焼きつくメッセージの特徴を、それぞれの6つの要素の頭文字をとって「SUCCESs」と表現しています。 「SUCCESsの法則」にかなったメッセージは、多くの人の気持ちを動かしたり、記憶に深く刻まれると言います。それは次のようなものです。 単純明快である(Simple) 意外性がある(Unexpected) 具体的である(Concrete) 信頼性がある(Credible) 感情に訴える(Emotional) 物語性(Story) この6つのポイントを使ってメッセージの改善前と改善後を比べてみると、よりイメージがつかめると思います。 1:単純明快で、誰でも覚えられるようにする とにかく、細かいことは置いておき、シンプルにすることです。複雑なことは記
あなたがエレベーターに乗った時、目的の階に着くまでに投資家に対してビジネスプランを簡潔に説明できますか? いつなんどき巡ってくるか分からないチャンスをつかむのも、こうしたエレベーター・ピッチなのです。 エレベーター・ピッチとは、ITの本拠地である米シリコンバレーが発祥。ここでは、次のGoogleを目指す多くの起業家たちが日に数十件の投資案件を目にするプロの投資家たちに自分のビジネスプランをアピールします。 そんな中、「起業家はエレベーターの中で投資家に会ったら、自分のビジネスプランを30秒で的確に伝えられなければ未来はない」と言われてきました。これがエレベーター・ピッチ(“ピッチ”は「説明する」の意味)なのです。 250字で魅力を伝えるトレーニング 30秒であなたはどれほどしゃべれるでしょうか? ゆっくり話すプロのアナウンサーで、1分あたり400字強、久米宏さんのような早口であれば500~
自分で言うのもなんだが、わたしはPowerPointをかなり使い込んでいる。しかし限りある時間の中で「見た目に割ける時間はそれほどない」人も多いだろう。そんな時はWebサービス「Cacoo」を使ってみるといい。 自分で言うのもなんだが、わたしはPowerPointをかなり使い込んでいる。提出書類だけでなく、これまで出してきた数冊の書籍も図解を含め、すべてPowerPointで作成してきた。(※最終的にはデザイナーがInDesignなどの印刷用のソフトで構成し直している) PowerPointのオートシェイプ群をいろいろ組み合わせて、一見Photoshopで作成したようなリッチなものも作成できる。ちなみに、下記の画像はそうしたものの1つ。立体的なパーツだ。PowerPointの基本パーツだけを使って、うまく作成しているのが分かるだろうか。 と思う人も多いだろう。確かにグラフィックパーツにこだ
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