保守系の教職員でつくる団体「教育者ネットワーク埼玉」の結成1周年を記念した教育講演会(産経新聞さいたま総局後援)が28日、さいたま市大宮区の大宮ソニックシティで開かれ、元航空幕僚長の田母神俊雄氏が「日本の教育に期待する」と題して講演した。教育関係者など約60人が、田母神氏の教育論に熱心に耳を傾けた。 田母神氏は「戦後、自虐史観など間違った歴史認識で、日本人の築き上げてきた知恵や制度が壊されている」と指摘。その上で、戦前の教育勅語の復権の必要性を訴えた。 田母神氏は「(教育勅語に基づいた)修身の教科書には、『三本の矢』の逸話や内助の功など、日本の道徳観に基づいた当たり前のことが書いてある。日露戦争後は、教育勅語の有用性に英米など世界各国も着目した」と指摘。「(教育勅語は)世界中で絶賛され、今も使われている文化。しかし、日本ではなくなってしまった」と、戦後教育を批判した。 田母神氏は、日本再生