浜岡原発に18メートル防波壁=津波対策で1000億円−中部電 浜岡原発に18メートル防波壁=津波対策で1000億円−中部電 中部電力は22日、政府の要請で全面停止した浜岡原発(静岡県御前崎市)の津波対策について、設置する防波壁の高さを海抜18メートルに決めたと発表した。8月に着工する。このほかの浸水対策も含め、工事費は約1000億円を見込む。 中部電は、1854年の安政東海地震の津波を踏まえてシミュレーションし、浜岡原発敷地付近の津波の高さを満潮時で最大8メートル程度と想定。設置する防波壁については、これまで12メートル以上の高さにする方針を決めていた。東京電力福島第1原発を襲った津波が高さ約15メートルだったことから、安全のため余裕を持たせた。(2011/07/22-11:24)