何度も書いて恐縮ですが、まず「責任」の定義を掲載しておきます。 ①自分がしたことと結果との間に因果関係がある ②自分の意思でしたことである ③結果について責めを負うべきである 「募金をしないことによって、我々はアフガニスタンの人を見殺しにしたことになる」という論を、これに沿って検証します。 ①自分がしたことと結果との間に因果関係がある → ないとはいえない ②自分の意志でしたことである → そうでないとはいえない ③結果について責めを負うべきである → 負うべきではないとはいえない 上記3点の要件が満たされていますので、我々に責任はあります。 どんなうすい責任であっても、確実に責任はあります。 詐術、あるいは誤りが発生するとすれば、この後です。 本来「責任がある」ことが分かったのなら、次にすべきは、その「責任の重さ」をはかることです。 もし、ごまかしや誤りがあるとするならば、議論を「責任が