最終的な情報 本記事について、最終的な情報をNHKクローズアップ現代制作者よりいただきました。要点は次の通りです。 低アレルゲン猫を開発した会社(Lifestyle Pets社、旧Allerca社)は、アレルゲンのたんぱく質を作る遺伝子Fel d1を特定するなどの段階では、当初の本記事で指摘した方法を利用している。 しかしながら、低アレルゲン性の猫を増産する段階では、同社の研究者による特許"METHOD OF GENETICALLY ALTERING AND PRODUCING ALLERGY FREE CATS"に示された技術などを用いており、この部分がカルタヘナ議定書および日本の国内法であるカルタヘナ法の規制対象となっている。 この意味で、同社の低アレルゲン猫は、カルタヘナ議定書/法が対象とする意味での「遺伝子組み換え猫」であり、本来は輸入前の審査を必要とするものであった。 以上の事実