ウマノスズクサ(馬鈴草[5]、馬の鈴草[6])、ウマノスズカケ[5]、ウマノスズ[5]、コマノスズ(駒鈴)[5][7]、オハグロバナ(御歯黒花)[8]、ジャコウソウ(麝香草)[9] ウマノスズクサ(馬鈴草、馬の鈴草、学名: Aristolochia debilis)は、ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属に属する多年生つる草の1種である。全体は無毛、葉は三角状狭卵形、葉腋に筒状でやや湾曲した花を1個ずつつける(図1)。本州、四国、九州、中国中南部に分布する。 根や果実は生薬とされていたが、含有成分であるアリストロキア酸が腎障害を引き起こすため、2022年現在では薬用とはされない。種名の由来は、基部から6裂して垂下する果実が、馬鈴に似ているためとされる[6][10]。陶穀の『清異録』には「玉皇瓜」の別名がある[11]。