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2013年8月17日のブックマーク (12件)

  • 佐藤健太郎「歴史を変えた医薬品」 第3回 モルヒネ ~天国と地獄をもたらす物質 現代新書カフェ | 現代新書カフェ | 現代ビジネス [講談社]

    人類最古の医薬 さて今回から、個別の医薬について取り上げてゆきたい。歴史と医薬の関わりを述べてゆく連載のトップバッターにふさわしいのは、やはり人類が最も古くから用いてきた医薬だろう。各種の記録を探っていくと、どうやらそれはモルヒネであるらしい。 人間は、痛みに弱い。ちょっとした頭痛や腹痛ですら、作業の効率を大幅に下げてしまう。長く続く慢性的な痛み、骨折などによる激痛であればなおさらだ。鎮痛剤ほど、人類が切実に求めてきた医薬はない。 そして人類がこれまで手にした最強の鎮痛剤こそ、モルヒネに他ならない。飛躍的に創薬技術が進歩し、様々なアプローチの鎮痛剤が登場している現在でも、これを超えるものはいまだ創り出されていない。 モルヒネは、肉体のみならず心の痛みにすら効いてくれる。少量のモルヒネ投与は、日頃の憂さも悲しみも、あっという間にきれいに消し去ってくれる(筆者は試したことはないが)。だが、そ

  • 佐藤健太郎「歴史を変えた医薬品」 第2回 医薬のあけぼの メルマガ「現代新書カフェ」 | 現代新書カフェ | 現代ビジネス [講談社]

    医薬はいつ誕生したか 現在、日の平均寿命は82歳を超えている。身の回りで40代以下の若い人が亡くなることを、今や我々はほとんど経験しない。 だが、ほんの100年ほど前には、日人の平均寿命は現在の約半分に過ぎなかった(1921-1925年の平均寿命は、男性42.06歳、女性が43.20歳)。新生児の6~7人に1人は、3歳までに亡くなるという時代であった。 成人後も、結核などの病気により、若くして世を去る人は少なくなかった。たとえば樋口一葉は24歳、正岡子規は34歳、夏目漱石は49歳で、それぞれ病のために世を去っている。明治や大正に生きた人々にとって、死は現代の我々が感じているよりずっと身近であり、いつ自らの身に降りかかってもおかしくないものであった。 さらに縄文時代まで遡ると、平均寿命はせいぜい15歳程度に過ぎなかったと推定されている。現代の感覚ならば、ちょっと病院に行けばすぐ治る程度

  • 佐藤健太郎「歴史を変えた医薬品」第1回 病気と世界史(佐藤 健太郎)

    医薬と人類 医薬品というものは、どうにも不思議な代物だ。老若男女を問わず、薬のお世話になったことのない人間はまずいないだろう。しかしこれほど身近な存在でありながら、薬について詳しいことはほとんど何も知られていないに等しい。口から飲み込んだ小さな錠剤が、どのようにして患部に届いて痛みや炎症を鎮めるのか、簡単にでも説明できる人は相当に少ないだろう。 ちょっとした頭痛や腹痛から、命に関わるような重篤な病気の際まで、薬は我々の健康をサポートしてくれる頼もしい存在だ。糖尿病やエイズ、臓器移植をした患者など、薬なしでは命さえつなげない人も世にはたくさんいる。そこまででなくとも、常備薬なしでは出歩けないという人は多いだろう。筆者も頭痛持ちであるから、わずか数十分であのつらい痛みを消してくれる鎮痛剤の存在は、何よりも有難いと感じる。 それでいながら、薬のイメージは一般に悪いようだ。「薬害」「薬漬け」などな

    佐藤健太郎「歴史を変えた医薬品」第1回 病気と世界史(佐藤 健太郎)
  • 佐藤健太郎「歴史を変えた医薬品」 第4回 ビタミンC 海の男たちが恐れた謎の病「壊血病」 | 現代新書カフェ | 現代ビジネス [講談社]

    医薬と歴史の関わりを語る連載、今回はビタミンCを取り上げてみたい。 ビタミンCを「医薬」といわれても、ピンと来ない方が大半であるに違いない。飲み物やお菓子に広く配合され、添加物としてもいろいろな品に入っているから、現代の我々には「医薬」というより、せいぜいサプリメント程度の捉えられ方だろう。 しかし、「医薬」の概念は、時代とともに変わる。今ならば医薬には分類されないようなものが、かつては重要な医薬としてもてはやされていたことも珍しくはない。たとえば砂糖は、古代ギリシャから17世紀頃に至るまで、眼病や胃痛、利尿など幅広い薬効を示すと信じられ、広く処方されていた。また、ナツメグやシナモンなどの香辛料も、頭痛や各種感染症に対する医薬として利用された時代がある。 ビタミンCは、人間が生命を保つためには必要にして不可欠な物質だ。その救った人命は数多く、世界史の流れにさえも大きな影響を与えてい

    blackshadow
    blackshadow 2013/08/17
    こんな連載してたんだ
  • 浄水装置:自転車と合体 震災を機に注目、途上国でも活躍- 毎日jp(毎日新聞)

  • 住民入り乱れ「市街戦」…カイロ無秩序状態 (読売新聞) - Yahoo!ニュース

    【カイロ=酒井圭吾】エジプトで16日に行われたモルシ前大統領派の抗議デモは、銃撃戦や衝突を誘発し、首都カイロでも市街戦のような光景が広がった。 治安部隊とモルシ支持者、それにモルシ派に憎悪を募らせる市民が対立し合い、誰が、どこから発砲しているのかすらわからない無秩序状態に陥っている。 在留邦人の多くが住むカイロの高級住宅街ザマーレック地区。16日午後5時(日時間17日午前0時)頃、ナイル川をまたぐ橋の上で、治安部隊とモルシ派約500人がにらみ合っていた。 「軍は消えろ!」。10代から50代までの男たちからなるデモ隊は、投石用の石を握りしめ、怒声を張り上げた。鉄パイプを持つ男の姿もみられる。 「パン、パン、パン」。突然、数十発の乾いた銃声が四方から聞こえた。路面で跳弾した音も響く。視界の隅で、走っていた男がヘッドスライディングするように崩れ落ちた。首の後ろを撃たれていた。デモ隊の一

  • 朝日新聞デジタル:拿捕の北朝鮮船、機器壊し抵抗 兵器発覚で船長自殺図る - 国際

    キューバから未申告の兵器を積み、パナマ運河を通航しようとしてパナマ政府に拿捕された北朝鮮籍貨物船「清川江」=10日午後1時26分、パナマ中部コロン、春日芳晃撮影パナマ政府に拿捕された北朝鮮籍の貨物船「清川江」から見つかった地対空ミサイルシステム関連とみられる部品=10日午後6時7分、パナマ中部コロン、春日芳晃撮影パナマ政府に拿捕された北朝鮮籍の貨物船「清川江」から見つかった地対空ミサイルシステム関連とみられる部品。パナマ軍関係者が警備にあたる=10日午後6時9分、パナマ中部コロン、春日芳晃撮影北朝鮮籍の貨物船から見つかった兵器を移し、保管しているパナマ市近郊の倉庫。国連の専門家パネルが13〜15日に調査に入った=春日芳晃撮影「我々は違法薬物があると思って北朝鮮の貨物船を調べたが、古びた兵器が出てきて非常に驚いた」と語るカラバヨ次席検事総長=パナマ市、春日芳晃撮影パナマのヌニェス外相=パナマ

  • 朝日新聞デジタル:地球温暖化でリンゴが甘く 糖度アップ、データで確認 - テック&サイエンス

    地球温暖化による味の変化が確認されたリンゴの代表的品種「ふじ」=農業・品産業技術総合研究機構果樹研究所提供長野県内のリンゴ園=農業・品産業技術総合研究機構果樹研究所提供  【山智之】地球温暖化の影響で、この30〜40年間に日のリンゴの味はより甘く変化していた――。そんな研究結果を、農業・品産業技術総合研究機構果樹研究所(茨城県つくば市)などの研究チームがまとめた。温暖化でリンゴの栽培の適地が北上することは指摘されていたが、味の変化を示した研究は初めてという。15日付英科学誌サイエンティフィック・リポーツに論文が掲載された。  チームは産地として知られる長野、青森両県のリンゴの品質データを分析。いずれの県でもリンゴの酸の含有量が減って糖度が増し、味が甘くなる傾向を確かめた。代表的な品種「ふじ」の長野県産の場合、この30年間でリンゴ酸などの酸の含有量が15%減り、糖度は5%増えていた

  • [FT]影の銀行問題で役割増す中国の受け皿会社 - 日本経済新聞

    経済新聞の電子版。日経や日経BPの提供する経済、企業、国際、政治、マーケット、情報・通信、社会など各分野のニュース。ビジネス、マネー、IT、スポーツ、住宅、キャリアなどの専門情報も満載。

    [FT]影の銀行問題で役割増す中国の受け皿会社 - 日本経済新聞
    blackshadow
    blackshadow 2013/08/17
    資金逃避で金融クラッシュが起こるまでにシャドーバンクの不良債権の全体像を中国政府が把握できるのかが第一関門で、それが中国版RCCの手に負える量なのかが第二関門かな。
  • 東南アジアより暑い東京 ヒートアイランドで「夏だけ熱帯化」 - MSN産経ニュース

    6年ぶりに史上最高気温を更新するなど記録的猛暑が続く日列島だが、このところの東京の最高気温は熱帯地方に位置する東南アジアの主要都市と比べても高い。専門家は地球温暖化や都市化の影響があるとみており、「夏だけ熱帯化が進んでいるようだ」とも指摘している。 気象庁によると東京都心では16日までの1週間は最高気温34度以上の日が続き、11日に38.3度を観測。一方、バンコク(タイ)は高くて35度。クアラルンプール(マレーシア)は31~34度、シンガポールやマニラ(フィリピン)でも30度前後にとどまる。 年間を通じて気温の高い熱帯に対し四季のある温帯では、気温が上昇する夏に一時的に熱帯より暑くなることは珍しくないという。しかし今年はフィリピン沖で上昇気流が盛んに発生しており、太平洋高気圧の勢力が強い。日で気温が上がる一方、東南アジアは雲がかかりやすく、8月上旬の平均気温は地域全体で平年比約1度低い

  • 70代で金鉱を掘り当てた「シェール革命の父」の生涯 - 日本経済新聞

    経済新聞の電子版。日経や日経BPの提供する経済、企業、国際、政治、マーケット、情報・通信、社会など各分野のニュース。ビジネス、マネー、IT、スポーツ、住宅、キャリアなどの専門情報も満載。

    70代で金鉱を掘り当てた「シェール革命の父」の生涯 - 日本経済新聞
  • F35開発「2017年中は難しい」責任者が見通し下方修正 - MSN産経ニュース

    【ワシントン=佐々木類】米軍の最新鋭戦闘機F35の開発責任者であるボクダン空軍中将は19日、米上院歳出委員会の公聴会に出席し、2017年12月末までに最新ソフトウエアを装備した完成品の配備は難しいとの見通しを示した。 ボクダン中将は、実戦での鍵を握るF35のソフトウエアについて「(最終型ではない)ブロック2Bや3Iの17年末までの配備には確信がある。だが(最終型の)3Fは17年末までに配備できるか分からない」と述べた。 開発の遅れている問題のソフトウエアについて、開発責任者が具体名を挙げて完成見通しを語ったのは初めてで、事実上、完成時期を下方修正したものだ。 国防総省は今月初め、F35の開発について、16年末までに開発完了を意味する初期運用能力(IOC)を獲得するとの見通しを議会に報告。F35調達計画に関する最新の内部報告書(SAR)でも、至近距離での空中戦に欠かせない短距離ミサイルの性能