上野公園・不忍池を覆うように広がるハスの花が見ごろを迎え、上野の街に真夏の到来を告げている。 約110万平方メートルにわたって広がる同池のうち、「蓮池」と呼ばれる約5万平方メートルほどの範囲に、地下茎から伸びる鮮やかな緑色の葉を持つハスが生き生きと根を張っている。7月の誕生花に数えられる通り、夏の風物詩として知られる同池のハスが開花を始めたのは先月20日ごろ。今月に入ってからは、上野動物園側のつぼみから順に次々と花を開いていった。現在は開花前線が同池一帯に広がり、中央に位置する弁天堂を囲むようにして桃色で大ぶりの花たちが悠然と咲き誇っている。 「早朝に開き、昼ごろに閉じる」サイクルを3日間繰り返した後に散ってしまうことから「三日花」とも呼ばれるハスの花。同池でも、既に咲き終えて花びらを落すものも見受けられるほど。1700年代から人々の目を引き、広く親しまれてきたとされる「不忍池のハス」は、
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