小田急電鉄は6月9日、小田原線の代々木上原(東京都渋谷区)~梅ヶ丘(世田谷区)間の約2kmで進めている複々線化の工事現場を報道陣に公開した。2018年度の事業完成に向け、工事は順調に進んでいる。 代々木上原~梅ヶ丘間では、地上の線路を地下に移設するとともに、線路を増設して複々線にする工事が2004年9月から始まった。地下化は東京都を事業主体とする連続立体交差事業(連立事業)、線路の増設は小田急を事業主体とする複々線化事業として、一体的に実施されている。 2013年3月には急行線による暫定的な地下化が完了し、9カ所の踏切を解消。現在は下北沢駅の地上新駅舎と同駅前後の地下緩行線トンネル、同駅で交差する京王電鉄井の頭線の橋りょうなどの工事が行われている。複々線の完成は2017年度、新駅舎などを含む事業全体の完成は2018年度を予定している。 小田急が今回公開したのは、下北沢駅の地上新駅舎と同駅東