ブックマーク / bluediary2.jugem.jp (139)

  • 練馬区立美術館「国芳イズム」5種類のチラシ | 青い日記帳 

    練馬区立美術館で開催中の「国芳イズム―歌川国芳とその系脈 武蔵野の洋画家 悳俊彦コレクション」が話題となっています。 浮世絵とりわけ国芳研究においては誰しもが一目を置く悳俊彦氏の膨大な数のコレクションの中から国芳とその門下生の作品を余すところなく展示しています。 http://www.neribun.or.jp/museum.html メインのチラシとてもよいデザインですよね。他の美術館に置いてあるとパッと見で目を惹き手に取りたくなります。 歌川国芳「六様性国芳自慢 先負 文覚上人」を上手いことトリミングしたものですが、国芳作品だとどれを用いても「絵になる」ものばかりです。 それが、理由かどうか詳しいことは解りませんが、「国芳イズム」展には5種類のチラシが用意されています。チラシ集めるのが大好きな自分としてはこういう展開はたまらないものがあります。 他の4枚も載せておきますね! 歌川国芳「

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    blackspring 2016/03/06
     チラシ5種
  • 木下史青氏に聞く東洋館リニューアルのポイント | 青い日記帳 

    東京国立博物館の東洋館が2013年1月2日に「アジアを旅するミュージアム」として、リニューアルオープンしました。 東京国立博物館公式サイト http://www.tnm.jp/ 2012年12月20日に今回の東洋館リニューアルに際し、展示と照明デザインを担当された、東京国立博物館デザイン室室長の木下史青氏に、詳しいお話を伺って来ました。 これを読んでから新しくなった東洋館行かれると何倍も楽しめ、一歩踏み込んだマニアックな見方もできるはずです。 東京国立博物館 学芸企画部 企画課 デザイン室長 木下史青(きのした・しせい) 1965年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修了。東京藝術大学美術学部デザイン科助手、(株)ライティング プランナーズ アソシエーツを経て、現在、独立行政法人国立文化財機構・東京国立博物館デザイン室長。『国宝・平等院展』『プライスコレクション 若冲と江戸絵画展』『国宝

  • 東京近代美術館(MOMAT)開館60周年記念手帳をゲットせよ! | 青い日記帳 

    2012年、開館60周年を迎えた東京近代美術館(MOMAT)。人間でいえば還暦にあたる年です。10月16日からは、東京国立近代美術館60周年記念特別展「美術にぶるっ!ベストセレクション 日近代美術の100年」の開催が予定されています。 60周年のシンボルマークをデザインしたのは平野敬子氏。 http://www.cdlab.jp/ 60周年のスタートを記念して、2月10日(金)より東京国立近代美術館へ来館した方にもれなく開館60周年記念手帳(非売品)が無料でもらえます! 東京近代美術館(MOMAT)開館60周年記念手帳(ポロックバージョン) 代表的な所蔵作品や今年開催される企画展をテーマに、ジャクソン・ポロック、原弘、岸田劉生、上村松園の作品をあしらった4種類のカバーデザインが用意されています(内容は同一)。 展覧会スケジュールやイベント情報のほか、MOMATのトリビアが満載。スケジュー

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    blackspring 2012/02/10
     上村松園のが欲しいな。
  • 「ぬぐ絵画」 | 青い日記帳 

    東京国立近代美術館で開催中の 「ぬぐ絵画−日のヌード 1880-1945」展に行って来ました。 超話題となっている特設サイトはこちら。 その昔、父親が買ってきた週刊誌に一頁だけ載っていたモノクロのヌード写真にドキドキしたこと今でも妙に覚えていたりします。Google先生が何でも見せてくれる現代っ子にそんな話をしても只の昔話にしかなりません。 絵画の世界(明治以降の洋画)でも初めの頃は女性の裸を描くなんてとんでもないことであり、タブーもいいところだったようです。 現代では信じられませんが、黒田清輝の描いたこの作品が1901年(明治34)に白馬会第6回展に出品した際に、警察から猥褻物とされてしまいました。 黒田清輝「裸体婦人像」1901年 静嘉堂文庫美術館所蔵 結局、作品下部に布を巻き付けて展示することを命じられ、後に所謂「腰巻事件」と呼ばれるようになったこの騒ぎ。今見るとどこが猥褻なのかさ

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    blackspring 2011/11/29
     「会場デザインを西澤徹夫氏が担当」→ 最近の会場デザインで印象に残っているパウルクレー展の会場構成もこの人だった。http://klee.exhn.jp/times/interview/index10.html http://klee.exhn.jp/times/exh/index03.html
  • 松岡映丘の身内が語る「松岡映丘展」鑑賞のツボ | 青い日記帳 

    練馬区立美術館で開催中の「生誕130年 松岡映丘−日の雅−やまと絵復興のトップランナー展関連イベンとして去る10月15日(土曜)に行われた担当学芸員によるギャラリートークの様子を、松岡映丘氏の身内の方がレポートとしてまとめて下さいました。 ギャラリートークでの解説と身内ならではの観賞のツボも含め包括して下さっています。既に展覧会をご覧になられた方も、まだこれから行かれる方にもこれは必読です。 こんなお話滅多に聞けるものではありません。 会場内の展示風景と共に一言一言噛みしめながら熟読あれ。 ・映丘自身についてや創作、作品についての解説は図録にも詳しく載っていますが、練馬区立美術館で観賞するにあたり、ポイントとなる作品について、ギャラリートークで聞いたお話、また、身内ならではのこぼれ話を以下に書いておきます。作品の番号は図録の番号です。 【物語絵】 No.1 鵯越 映丘18歳の作品。平家物

  • 「モダン・アート,アメリカン」 | 青い日記帳 

    国立新美術館で開催中の 「モダン・アート,アメリカン−珠玉のフィリップス・コレクション−」展に行って来ました。 展覧会公式サイト http://american2011.jp/ 比較的足早に作品を鑑賞している自分ですが、この展覧会は普段とは違い一点一点に時間をかけゆったり時間をかけて拝見してきました。 実を言うとこの展覧会を観終えた後、ある人と待ち合わせをしていたのですが、思いもかけず時間を要してしまい遅刻する破目になるほど珍しく集中。 マネやルノワール、ピカソの名品を所蔵していることでも有名なフィリップス・コレクション。今回の展覧会にはそいしたメジャーどころはやって来ていません。それどころか、名前を聞いたことすら無い作家さんの作品が大半を占めています。 ルックウェル・ケント「若い男の埋葬」1908-11年、「ロード・ローラー」1909年 そのことが、予想以上に鑑賞を費やしてしまった大きな

  • 軽井沢現代美術館 | 青い日記帳 

    長野県軽井沢町にある軽井沢現代美術館へ行って来ました。 http://umi-karuizawa.blogspot.com/ 軽井沢駅北口よりタクシーでわずか5分の好立地にある軽井沢現代美術館(町内循環バスも利用可)。今年でオープン4年目を迎えるまだ新しい美術館です。 軽井沢現代美術館エントランス 軽井沢現代美術館外観。 チケットカウンター 入館料は大人1000円。同じく軽井沢にあるセゾン現代美術館やメルシャン軽井沢美術館と同じですが、軽井沢現代美術館の入館料1000円には何とカフェでのお茶代も含まれているのです! チケットを購入すると、マリアージュフレールのアイスティーか信州りんごジュースどちらかサービスで付いてきます。鑑賞後でも観賞途中でもカフェでチケットの半券提示すると飲み物が運ばれて来ます!クッキー付きで。 軽井沢現代美術館カフェ 軽井沢現代美術館カフェ&ミュージアムショップ お茶

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    blackspring 2011/09/12
     長野県北佐久郡軽井沢町長倉2052-2(南原交差点を離山方面へ。町立図書館の先)http://umi-karuizawa.blogspot.com/
  • 「横浜トリエンナーレ2011」 | 青い日記帳 

    横浜トリエンナーレ2011 "OUR MAGIC HOUR"」に行って来ました。 横浜トリエンナーレ公式サイト 2001年よりスタートした横浜トリエンナーレも早いもので今回で第4回目。毎回ディレクターを変え様々なアプローチで横浜を舞台に繰り広げられるアートの祭典。 今年は震災等の影響で開催を危ぶむ声もありましたが(記者会見時に丁度3.11大震災に見舞われたり…)無事開幕の運びとなりました。 ヨコハマトリエンナーレ2011「OUR MAGIC HOUR」は横浜美術館、日郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)をメイン会場に、現代を代表する世界のアーティストの作品と横浜美術館の所蔵品を織り込むこれまでにない新たなアプローチで展開されています。 ふたつのメイン会場の屋内外に、およそ60余名の現代アーティストの作品が展示されています。映像作品もあるので全部観ようとすると、それこそ

  • インタビュー:音声ガイド(後篇) | 青い日記帳 

    展覧会にとってミュージアムグッズ同等無くてはならぬ存在になった音声ガイド。使用した経験の有無に関わらず前回のインタビュー記事は大変な反響をよびました。 →インタビュー:音声ガイド(前篇) 「知っていそうで、実は何も知らない」 まさにこの好例だったからでしょう。 A&Dオーディオガイド さて、今回はその続編。 ついついお聞きすること多く長時間に及んでしまったので前・後編に分けました。前回の続きではありますが、今回は専ら音声ガイドの機材についてのインタビューとなってます。それではお楽しみ下さい。 Tak「ガイド機についてお伺いします。日だとほとんどの場合テンキーのみの機種でイヤホン(ヘッドフォン)を利用しガイドを聞くタイプですが、これは欧米でもそうなのでしょうか?私の記憶ではあまり海外ではイヤホンタイプみかけないのですが。」 A&Dオーディオガイド「そうですね、オーディオガイド先進国である欧

  • 「幕末の探検家 松浦武四郎と一畳敷展」 | 青い日記帳 

    INAXギャラリーで開催中の 「幕末の探検家 松浦武四郎と一畳敷展」に行って来ました。 松浦武四郎(1818-1888)という人物をご存じでしょうか。 自らの足で日全国津津浦浦巡り240点以上のすぐれた画と文章で著作に表した著述家だそうです。朝鮮半島へ調査へ赴こうとしますが、当時は外国への渡航が難しかったこともあり上手くいかず、まだまだ未開の地であった蝦夷地=北海道を目指すことに。 因みに「北海道」と命名したその人こそ松浦武四郎だそうです。 『東西蝦夷山川地理取調図』安政6年刊。十勝平野周辺図 撮影/中里和人 松浦の功績は北海道命名に値するだけのものがあります。否、もしくは遥かにそれ以上のものがあるかもしれません。『東西蝦夷山川地理取調図』など現在の我々が目にしても、どのようにしてこれだけ精緻な地図を作り上げたのか首を傾げざるを得ません。(歩幅で距離を測ったそうです) 幕末から明治にかけ

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    blackspring 2011/01/16
     @INAXギャラリー。2月19日まで。Gallery2:青木千絵展(~1月28日)、セラミカ:高柳むつみ展(~2月1日)
  • 「大正イマジュリィの世界」 | 青い日記帳 

    渋谷区立松濤美術館で開催中の 「大正イマジュリィの世界 デザインとイラストレーションのモダーンズ」展に行って来ました。 悪いことは言いません。 師走に入りお忙しいかと思いますが、何はともあれとにかくこの展覧会は行った方がいいです。 泰西名画は一枚も出ていません。 大正時代と呼ばれる、大正元年(1912年)から大正15年(1926年)頃に盛んに描かれた挿絵やポスター、それに他愛もない絵葉書等が展示されているだけの展覧会です。 しかし、それらはまるで異国の産物のように現代人の目に映ります。僅か100年たらず前のものに過ぎないにも関わらず。 「降る雪や 明治は 遠くなりにけり」 中村草田男がこの句を作ったのが昭和6年(1931年)のこと。さて、平成22年(2010年)もそろそろ終わろうとしている今、雪でも降ってきたらさてなんと17文字にまとめましょう。 小林かいち「灰色のカーテン」 さて、展覧会

  • インタビュー:音声ガイド(前篇) | 青い日記帳 

    美術館・博物館に欠かすことの出来ない、ミュージアムショップ、カフェのそれぞれ担当者にインタビュー記事させて頂き、これまで数回アップしてきました。(美術史家インタビューと共に) →インタビュー記事まとめ 展覧会の裏側を探るなんて大それたことではなく、普段目にしている割には知っていそうで意外と知らない点を中心に毎回お話伺っています。おかげさまで大好評! 調子に乗って、今回はやはり展覧会ではお馴染みの「音声ガイド」についてあれこれと質問をして来ました。応対して頂いたのは音声ガイドの最大手でありパイオニア的な存在である、「A&Dオーディオガイド」 A&Dオーディオガイド 2010年12月現在「ドガ展」「カンディンスキーと青騎士展」「特別展 ダ・ヴィンチ〜モナ・リザ25の秘密〜」等でこちらの会社の音声ガイドが導入されています。 また2011年1月2日より江戸東京博物館にて開催される「江(ごう)〜姫た

  • インタビュー:山種美術館ミュージアムショップ | 青い日記帳 

    前回の「インタビュー:ミュージアムショップ「オルセー美術館展」」が好評でしたので、ミュージアムショップ担当者インタビュー第2弾を。 今回は昨年2009年10月に渋谷区広尾に移転した山種美術館のミュージアムショップにスポットをあてたいと思います(実際のインタビューは「オルセー展」よりもこちらの方が先でした) 山種美術館ミュージアムショップ 山種美術館のミュージアムショップは2つの会社が商品を納品しているそうです。そのうちのひとつ「(株)アドアーツ」http://www.adarts.jp/ に伺いミュージアムグッズ制作についてお話を伺って来ました。 対応して下さったのはアドアーツの仲快晴氏です。 Tak「山種美術館にミュージアムグッズを入れるきっかけを教えて下さい。」 仲氏「元々弊社は大手品、家電、化粧品メーカーのパッケージデザインなどを、デザインからクオリティー管理までひとつの会社で行っ

  • 「ブリューゲル版画の世界展」七つの罪源ポストカード | 青い日記帳 

    Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の 「ブリューゲル版画の世界展」 「ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル 版画の世界」 公式サイト 7月17日に始まったばかりの展覧会。期待以上展示内容となっています。 さて、この展覧会で最も人気があるのが「七つの罪源」シリーズ。ヒエロニムス・ボスの怪獣・珍獣たちを彷彿とさせるブリューゲル独特のユニークな「生き物」たちが画中を所狭しと跋扈しています。 この「七つの原罪」シリーズがフリーポストカードとして街中の書店レジ横や図書館等に置かれているのご存じでしょうか? 無料でいいのこれ?と聞き返したくなるほど良くできています。しかもこれ持参すると入館料が割引になるのですから一粒で2度、3度美味しいポストカードです。 街中で見かけたら即ゲットです! 「七つの原罪ポストカード」 (それぞれクリックで拡大します。) 貪欲 傲慢 激怒 怠惰 嫉妬 大 邪淫 「

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    blackspring 2010/08/01
     集めたい!
  • インタビュー:ミュージアムショップ「オルセー美術館展」 | 青い日記帳 

    木、国立新美術館で開催中の「オルセー美術館展 2010」7月23日には入場者数50万人突破!1日平均1万人がこの展覧会を観るために国立新美術館に足を運んでいることに。 果たして、8月16日(月)の最終日までにどれだけの方が来場するやら。かくいう自分も少なくてもあと1度は観に行こうと目論んでます。これだけ大規模なオルセー美術館展、正直これが最初で最後でしょうからね。 ・オルセー美術館展公式サイト 「オルセー美術館展」総監修、オルセー美術館館長ギ・コジュヴァル氏 さて、展覧会に欠かせないものに、ミュージアムショップがあります。泰西名画を鑑賞後の感動を想い出として自宅まで持ち帰りたいと思うのは誰しも同じこと。 カタログ(図録)、ポストカード、一筆箋等など… 展覧会に無くてなならない存在のミュージアムショップでありますが、その実体(正体?)は知る術がありません。一体どんな人たちが運営しているの

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    blackspring 2010/07/31
     物販について
  • 山下裕二氏講演会「知られざる山種コレクション」 | 青い日記帳 

    山種美術館で開催された「江戸絵画への視線展」関連講演会・特別鑑賞会:山下裕二氏(明治学院大学教授、山種美術館顧問)「知られざる山種コレクション」を拝聴して来ました。 山下裕二先生 プロフィール 1958年広島県生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業、同大学院修了。日美術史研究者、明治学院大学教授、日美術応援団団長、山種美術館顧問。専門は室町時代の水墨画だが、縄文から現代まで幅広く応援する。主な著書に『室町絵画の残像』『岡太郎宣言』『日美術の20世紀』など。赤瀬川原平氏と共に「目美術応援団」を結成し、独自の活動を展開中。共著に『日美術応援団』『日美術観光団』『実業美術館』などがある。 開催中の展覧会に関する講演会は今や当たり前となっていますが、今回山種美術館さんが考え出したのは講演会&ギャラリートーク。閉館後に講演会を開始し、その後参加者のみ山下先生の解説を直接作品を観ながら拝聴

  • 「能の雅 狂言の妙」 | 青い日記帳 

    サントリー美術館で開催中の 開場25周年記念 国立能楽堂コレクション展「能の雅 狂言の妙」に行って来ました。 「能の雅(エレガンス) 狂言の妙(エスプリ)」と読むそうです。能と狂言その対極に位置する古典芸能を美術館の構造を生かし4階と3階に峻別しての展示。 各地を巡回してきたこの展覧会。最後となる東京会場、お能の世界を全く存じ上げていない自分が拝見しても、非常に高い満足度得られたのですから、僅かでも能に触れたことのある方がご覧になったらさぞかし満足度の高いことでしょう。 展覧会会場内の様子は「フクヘン。」さんのこちらの記事にアップされてます。 「紅萌黄茶段青梅波洲浜模様唐織」江戸時代 先日、根津美術館で開催中の「能面の心・装束の華」で拝見した時も感じたことですが、室町期に発生し諸大名の庇護のもと煌びやかでゴージャスな装束が、江戸期に入っても尚、トーンダウンすることなく絢爛豪華さを保った理由

  • 「浮世絵入門」 | 青い日記帳 

    山種美術館で開催中の 開館記念特別展V「浮世絵入門―広重《東海道五拾三次》一挙公開―」展に行って来ました。 日画専門の美術館として渋谷区広尾の地に新たな装いでオープンした山種美術館の「開館記念特別展第5弾」は何と浮世絵! これまで何点かの浮世絵企画展で目にしたことはありましたが、まさか展覧会を開催出来る質・量の浮世絵を所蔵しているとは…ある所にはあるものです。 奥村政信「踊り一人立」1723-37(享保8-元文2)年頃 山種美術館蔵 しかも約85点からなる山種浮世絵コレクションは六大絵師(鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重)の作品が含まれているだけでなく「保存状態もよく、国内でも稀少な作品や摺りのもの」があると知れば観に行かずにはいられません。 展示室の様子。(注:美術館の許可を得て撮影掲載しています。) 浮世絵展とは俄かに信じられないほど、とても明るい展示室

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    blackspring 2010/06/19
     山種美術館
  • 「長谷川潾二郎展」 | 青い日記帳 

    平塚市美術館で開催中の 「平明・静謐・孤高−長谷川潾二郎展」に行って来ました。 長谷川潾二郎(はせがわりんじろう)1904年、明治37年北海道函館に4男1女の次男として生まれる。兄は小説『丹下左膳』シリーズの作者、林不忘。1988年、昭和63年に84歳でこの世を去るまで黙々と自分の絵画スタイルを貫いた異色のそして幻の画家。 画壇に属さず、徹頭徹尾独自の絵画スタイルを貫いた長谷川。これほどブレの無い画家に出合ったことは今まで記憶にありません。 しかしそれだけでしたら、こんなに記事を書くのに悩みはしません。ブレの無い一貫した作品が全てどれも奇妙で不思議なものばかりなのです。展覧会をご覧になった小栗康平監督も「不思議だ〜変ってるな〜」とつぶやいていたそうです。「関係失調症だったのではないか」とも。 「晩秋風景」1935年 知らず知らずのうちに、私たちは「絵画の見方」を身につけさせられています。遠

  • 「牧島如鳩展」 | 青い日記帳 

    三鷹市美術ギャラリーで8月23日まで開催されていた 「牧島如鳩展 〜神と仏の場所〜」展に行って来ました。 足利市立美術館で昨年から今年1月まで開催していた展覧会。北海道へ巡回の後、三鷹へ。牧島如鳩(まきしま・にょきゅう)という名前からしてインパクトのある作家さん。足利市立美術館のサイトで目にした時は「河野通勢展」の再来、否それ以上のものを感じました。 牧島如鳩(1892〜1975) 河野通勢(1895〜1950) 偶然かはたまた必然なのか二人ともハリストス正教を信奉者という、強力な共通項が。(河野がハリストス正教の信者であったのに対し、牧島はハリストス正教会の伝道者。) 謂わば筋金入りのキリスト教信者である牧島。 ところが、展示されている作品はというと…… 「誕生釈迦像」昭和戦前期-1960年 「仏誕図」1961年 観てはいけないものを真正面から観てしまった感覚を受けます。「仏誕図」などボ

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    blackspring 2010/03/29
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