JavaからSolarisに至るまであらゆるものをオープンソース化し、2008年1月にはオープンソースデータベースのMySQLを取得するなど、Sun Microsystemsは売り上げを増やす手段として、自らフリーソフトウェア団体になろうとしている。 これによって売り上げがどれだけ増えるのか直感的に分かりづらいが、同社の最高経営責任者(CEO)Jonathan Schwartz氏はこの戦略に賭けている。Supernova 2008カンファレンスで講演したSchwartz氏は、フリーソフトウェアが顧客を獲得するのにかかる費用をゼロに抑え、売り上げを促進すると説明した。 Schwartz氏は、過去12カ月間のうちにZFS(オープンソースのストレージファイルシステム)をダウンロードし、Sunに登録した人の所在地を点で示した世界地図を見せた。1つ1つの点は、Sunにとって、獲得費用がゼロの潜在顧客