今週お話しするのは、誤りの検知についてと、さらに誤りの訂正についてです。 我々が住んでいる世界は完璧ではなく、デジタルの信号(on/off)を扱う時でさえ誤りが生じます。電力の異常によりビットが反転することがあるのです。ハードウェアも失敗を起こすことがあり、信号が歪められることもあります。 デジタル信号に生じた誤りを検知する方法については既に過去に書いたことがあります。もっとも一般的なやり方は、ある種のパリティビット(ご存知なくともご心配なく。以下でパリティの意味を説明します)です。ある長さの単語に対し、シンプルなパリティビットをたった1つ加えることで、単語中のビットが1つ反転した場合にそれを検知することができます。「エラーが起こったことがわかる」ということは有益ですが、1個のパリティビットだけではその誤った信号を修復することができません。また、信号中に2個以上の誤りがあった場合、その誤り
![ハミング符号 : データの誤り検知/訂正をインタラクティブに学ぶ | POSTD](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9342b0868fdda2618470c79cb3fc9411b6166c33/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpostd.cc%2Fwp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F06%2Fg-500x152.png)