GUIが越えられない仮想と現実の壁 「Tangible Bits(タンジブル・ビット)」とは何か? 今回は、この連載で幾度となく登場しているタンジブル・ビットの定義と特徴をあらためて紹介しようと思う。難しいところもあるだろうが、少々お付き合いいただきたい。 「仮想」と呼ばれるオンライン・デジタルの世界は、パソコンや携帯電話の遍在化、常時オンのネットワーク接続によって「現実」の日常生活に深く食い込んでいる。その結果、「現実」と対比してあえて「仮想」と呼んだ二極対立的な世界観は消滅しつつある。 一方、オンライン・デジタルの世界(仮想)と物理世界(現実)との境界面に位置するユーザー・インターフェース(UI)という観点では、依然はっきりとした不連続面が存在する。 仮想世界は、グラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)によって規定されたピクセル主体の世界だ。スクリーンという四角いガラス窓から
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