泡沫候補からめきめきと力をつけてついに世界一の権力者となったドナルド・トランプ大統領。それは「トランプ現象」なる言葉を生み出し、アメリカ国内外にさまざまな波紋を広げている。 果たしてなぜトランプ大統領が生まれたのか? トランプが力を広げていく真っ只中の2016年、渦中のアメリカ・ハーバードに留学していた元財務官僚にして弁護士としても活動した山口真由氏に寄稿していただいた。 ◆アメリカという二極対立社会 私は昨年、アメリカに留学してハーバード・ロースクールで学ぶ機会を得た。折しも、2016年は大統領選の年だった。 ハーバードで学んでいくうちに、私が気づいたアメリカを知るためのキーワード――それは「二極対立」だ。 2016年の大統領選のニュースは、日本でもずいぶん報道された。だから、コンサバの共和党からドナルド・トランプが立候補し、リベラルの民主党から立候補したヒラリー・クリントンと
![東大主席、山口真由氏が見た「トランプ大統領」――アメリカ社会の「建前」と「本音」 (HARBOR BUSINESS Online) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0b72a3cb31503153218c2028e45138ea6b3aa2bf/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flpt.c.yimg.jp%2Famd%2F20170302-00130923-hbolz-000-view.jpg)