ブラザー工業は、網膜に光を当てて映像を映す、眼鏡型の網膜走査ディスプレイ(RID:Retinal Imaging Display)を2010年に発売する計画だ。まずは法人向けに展開し、ディスプレイに回路図を投影しながら工事したり、カルテを映しながら手術するといった利用を見込んでいる。 9月4日に東京で開いたプライベートショー「Brother World JAPAN 2008」(東京国際フォーラム)でモックアップを展示した。 RIDは、目に入れても安全な明るさの光を網膜に当て、その光を高速に動かすことによる残像効果を利用し、網膜に映像を投影する技術。 従来のヘッドマウントディスプレイと異なり、目に直接光を当てるため、小型液晶ディスプレイなどはなく、眼鏡型といってもレンズもない。目の前にあるのは透過型の反射板だけ。映像の向こうには外の景色が透けて見える。 眼鏡に装着する投影部は25グラムと軽く
フラッシュメモリを使った記録メディア「SSD」が、HDDに代わるものとしてEeePCをはじめとしたミニノートパソコンなどで徐々に浸透してきていますが、今度は手軽にSSDを自作できるアダプタが登場しました。 詳細は以下の通り。 :: PhotoFast Japan :: CR-9000 このページによると、PhotoFast社が6月下旬に発売する2.5インチSATAカード「CR-9000」は、SDHCカードを6枚まで挿してSSDカードとして利用できるものだそうです。店頭予想価格は1万2980円(税込)。 4~32GBまでのSDHCカードを6枚挿しして24GB~192GBのSSDにすることが可能となっており、RAID0にも対応。SDHCカードに依存しますが、読み込み速度は毎秒最大130MB、書き込み速度は毎秒最大85MB。 なお、16GBモデルのSDHCカードは6000円を切っているため、この
米Microsoftは1月22日(現地時間)、米ワシントン州レドモンドで開催したVirtualization Deployment Summitにおいて、同社の仮想化(バーチャライゼーション)製品の最新戦略を発表した。間もなくリリースされるWindows Server 2008とハイパーバイザのHyper-Vを絡めた最新ソリューションのほか、バーチャルデスクトップソリューションを開発する米Calista Technologiesの買収、米Citrix Systemsとの提携強化によるバーチャルマシン(VM)環境の両社製品間での相互互換性の実現など、さまざまなアップデートが行われた。またライセンス条項の緩和によりWindows Vista Home Basic/PremiumがVM上で実行可能になった。 米Microsoftサーバ&ツールビジネス部門シニアバイスプレジデントのBob Mugl
例えば有名なのが低反発枕。スペースシャトルの打ち上げで、宇宙飛行士にかかる重力を和らげようと作られた素材がもとになった。あと、搭乗員同士がワイヤレスで通信するための交信システムから、テレビリモコンなどのコードレス製品も生まれている。 NASAの高度な技術が身近なものにスピンオフすることは、珍しくない。 そのひとつが、缶チューハイ「氷結」などでおなじみの、側面がボコボコした缶だという。お酒とNASA、接点がなさそうな気がするけど……。 この缶について、販売元のキリンビールに聞いた。 「これは“ダイヤカット缶”といいまして、確かにNASAの研究を応用しています。製缶メーカーさんが開発し、開けたときに氷のようにパキパキッと音がすることや、冷たさや爽快感あるデザインなどから、氷結にこの缶を採用させていただきました」 氷結は2001年に販売が開始。最近では、キリンビバレッジの缶コーヒー「FIRE」の
米レンセラール科学技術専門学校(RPI)は8月13日、黒い紙切れのように見える新しいエネルギーストレージを開発したと発表した。 この電池の90%以上は、新聞紙やノートなどの紙に使われているセルロースでできており、軽くて薄く、柔軟性がある。RPIの研究者は、この紙にカーボンナノチューブを配置し(黒く見えるのはこのため)、これらのナノチューブが電極の役割を果たす。 この電池は紙のように柔軟なため、機能や効率を損なわずに丸めたり、曲げたり、折ったり、いろいろな形に切ったりできる。重ねれば全体的な出力を高めることも可能だ。電解質には水を含まないイオン液体を使っているため、凍結や蒸発はなく、最高でカ氏300度(セ氏149度)、最低でカ氏マイナス100度(セ氏マイナス73度)まで耐えられる。 またこの装置はリチウムイオンバッテリーとスーパーキャパシタの両方の機能を持ち、従来の電池に匹敵する長時間の安定
光学・分析機器開発のスカラは5月21日、眼鏡に装着して映像を楽しめる超小型ディスプレイ「Telegrass T3-F」を開発したと発表した。「2メートル先の28インチ相当」の画面を表示でき、片眼式のため周囲の視界も確保でき、外出先での利用もしやすいのが特徴。主に産業向けに初年度3000台・30億円の販売を見込むが、個人向けにも22日から同社Webサイトで販売する。価格は9万8000円(税別)。 0.24インチ23万画素(320×240ピクセル)の液晶ディスプレイを搭載し、iPodなどの携帯プレーヤーと接続して映像を楽しめる(音声はヘッドフォン)。電源は外付けの単三形乾電池×2本を使い、連続2時間の連続使用が可能としている。 本体は伸縮式で、非使用時は短くなって眼鏡の側面に収まっているが、使用時はボタンを押すと本体が伸び、ディスプレイ部が目の前に現れるギミックを備えている。本体の重さは約35
「アンドナンド」ってお店を知ってますか? アンドナンドは知らなくてもミスタードナーツを知らない人は居ないだろう。ミスドが新しくオシャレなドーナツ屋を作ろう、ということで誕生したのが「アンドナンド」なのだ。コンセプトは『大人のミスド』。どう?興味深くないですか? 僕は青春時代、コーヒーおかわり自由であることをいいことに何度も何度もミスドに行き、周囲の迷惑も考えず長居して友達とはしゃいでいた。ファミレスに行くお金がなかった時代の話である。そしていつか、どこからかあまりミスドに長居しなくなってしまった。そんなミスド遍歴をたどったのは僕だけじゃないと思う。 今日はそんなお世話になったミスドの未来を占うためにも「アンドナンド」に行くことにした。ついでに従来のミスドのドーナツと食べ比べ。 アンドナンドの記事は東京一週間とかにも載っているだろうけ ど、書き手の思い入れと情報を同時に伝えるのはデイリーポー
Project Vineは2006年11月22日,Linuxディストリビューションの新版「Vine Linux 4.0」を公開した(写真)。3.0版の公開から約2年ぶりのメジャー・バージョンアップとなる。対応プラットホームは,x86(32ビット用)系プロセッサ向けと,PowerPCプロセッサ向けの2種類。x86_64(64ビット用)系プロセッサ向けは開発中である。 新版の特徴は,(1)Vine Linuxとしてカーネル2.6を初めて採用,(2)デスクトップ環境をGNOME 2.14に更新,など。カーネル2.6を用いたため,マルチスレッドの実行効率向上が期待できるほか,多数のドライバが標準で組み込まれている。システム構成がシングル・プロセッサであっても,SMP構成であっても,同一のカーネルが利用できる。 デスクトップ環境では,ファイル・マネージャのNautilusなどの機能が向上しただけでな
NTTデータは10月11日,同社が開発した全文検索エンジン「Ludia」をオープンソース・ソフトウエアとして無償公開した。オープンソースのDBMS PostgreSQLに格納されたテキスト・データの全文検索を行う。同社では「商用のデータベース管理ソフトに匹敵する速度と精度を備える」としている。 NTTデータでは「データベース内のデータの全文検索ではこれまで,オープンソース・ソフトウエアでは日本語に対応した高速・高精度なものが存在せず,データベースからデータを取り出し別のシステムを構築する必要があった。Ludiaは商用のデータベース管理ソフトに匹敵する速度と精度を備える」としている。 Ludiaは,N-gramと形態素解析の2種類の全文検索インデックス方式をサポートする。ブーリアン検索,近傍位置検索,類似文書検索といった検索が可能で,検索結果の合致度を示す「スコア」も提供する。 Ludiaは
文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:佐藤卓、向井朋子、長谷睦2006年10月11日 22時56分 カリフォルニア州サンノゼ発--米IBMの次期デュアルコアプロセッサ「POWER6」では、10まで数えることが可能になる。 そう聞いても、クロックスピードが5GHz近くにも達するプロセッサなのだから、何も特別なことではないと思うかもしれない。しかし、POWER6プロセッサは従来のコンピュータで使用されている0と1を使った2進数だけでなく、0から9までの数字を使う10進数も使えるため、文字通り10まで数えることが可能なのだ。もちろん、他にも数多くの演算機能を備えている。 「POWER6プロセッサで掛け算を行なう場合、人間が小学校で習ったのと同じやり方で行える」と、POWER6プロセッサ主任アーキテクトを務めるBrad McCredie氏は、取材に対し述べ
■ 液晶は本当に動画表示が遅いのか これまで「液晶は動画表示が遅い」、「動画表示はプラズマが優位」が定説だった。しかし、液晶TVメーカー各社はこの定説を払拭するため、様々な技術を開発。最近では「プラズマより液晶の方が現実世界に近い形で動画を再現できる」という逆転の意見まで出るなど、この分野の戦いはかなり熱くて面白い。 今回は液晶の高速応答化技術に絞ってCEATECを回ってみよう。まず基本として、動画が60fpsの場合、1枚の描き換えにかかる所要時間が1/60秒以下、つまり16.66ms以下であれば問題はないはず。現在の液晶パネルの応答性能はほぼこの条件を満たしているが、それでも残像が見えてしまう。これはなぜか。 それは、液晶が常に発光している「ホールド型」の映像素子であるためだ。液晶はバックライトからの光を常に透過し続けるので常時発光(ホールド)しており、画素が別の色に変化した場合に
ウィルコムのスマートフォン端末 W-ZERO3[es]用のminiSD型無線LANカードがIBS JAPANから発売開始されました。まだ、IBS JAPANの直販サイトのみで、一般店やウィルコムショップの販売は10月からのようです。 使用感などの続報レポートをしたいと思います。 さて、今回は、実際にminiSD型無線LANカードがどのくらいつかえるか?、一番気になる利用可能時間をチェックしてみました。 メーカーのIBS Japanの担当者がテストしたところでは、液晶輝度を最高、1アクセス/分で4時間利用可能とのことなので、実際にテストしてみました。 W-ZERO3の内蔵の無線LANは、連続2時間ほどですので、4時間持てば1/2の消費電力ということになり、出先でのネット利用としては、かなり有効性は高いといえそうです。 miniSD無線LAN接続耐久テスト開始 テスト環境
■笠原一輝のユビキタス情報局■ Intel、CPUブランド戦略を修正 ~Pentiumブランドは存続へ Intelは、年頭に同社のプレミアムCPUのブランド名として“Intel Core”を新たに導入し、モバイル向けにCore Duo/Soloを1月に、デスクトップ/モバイルPC向けにCore 2 Duoを7月に発表した。Intelは当初、PentiumをIntel Coreに完全に置き換える戦略だったが、ここにきて若干の軌道修正を始めている。 Intelに近い情報筋によれば、IntelはOEMメーカーに対して公表した新しいロードマップの中で、Pentiumブランドを今後も継続し、CoreブランドとCeleronブランドの中間の位置付けとしていくという。 ●CoreマイクロアーキテクチャベースのPentiumがロードマップに登場 2005年の記事でもお伝えしたように、Intelはこれまで1
熊野 信一郎 日経ビジネス記者 1998年日経BP社入社。日経ビジネス編集部に配属され製造業や流通業などを担当。2007年より日経ビジネス香港支局に異動、アジアや中国に関連する企画を手がける。2011年11月に東京の編集部に戻る。 この著者の記事を見る
ロジテックからデジタルTVのワンセグ放送を視聴できるUSB接続チューナーユニット「LDT-1S100U」が発売された。人気は高く、早くも売り切れショップが続出している。 PC用のワンセグ対応チューナーは既にメーカー製PCやショップブランドPCなどで採用され市場に出回っているが、チューナーが単体で発売されるのは今回が初めてだ。実売価格は12,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 「LDT-1S100U」はワンセグの視聴のみが可能なシンプルな製品。幅95×高さ12×奥行き26mmのコンパクトな本体に伸縮可能なロッドアンテナのほか、収納可能なUSBコネクタを備えており、ノートPCなどのUSBポートに延長ケーブルなしで直に接続することが可能だ。受信状態が悪い場合などのために、スタンド付き延長ケーブル(約1.4m)が付属している。 電源はUSBポートから供給。視聴には付属の
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