家庭の電気コンセントにパソコンをつなぐだけで高速インターネット通信が利用できる「高速電力線通信(PLC)」。年内にも一般ユーザーが使えるようになる。新たなブロードバンド(高速大容量通信)の担い手という声もあるが、実際のところ、使い勝手はどうなのだろうか。 千葉市の幕張メッセで10月3日に始まった電気・情報通信機器の総合展「シーテック ジャパン 2006」。内外の最先端のIT機器やエレクトロニクス機器を集めた総合見本市の一角に、「コンセントの向こうに、未来のくらしが見えてくる。」と大きく書かれたコーナーが設けられた。メーカー10社によるPLCの専用モデムを集めたコーナーだ。 PLCは海外では、スペインやドイツ、アメリカなどで実用化されている。日本でもいよいよ解禁とあって、注目度は高い。担当者は来場者への説明に追われた。 モデム2台でLAN要らず PLCとは、どんなものか。 仕組みをイメージ図