2日早朝、北海道石狩地方中部を震源とする地震があり、気象庁は札幌市や千歳市などの地域に向けて、最大震度5弱以上が予想された場合に、揺れの可能性を事前に知らせる緊急地震速報(警報)を出した。 NHKや民放の一部がこれを伝えたが、観測された震度は「3」にとどまった。震度2以上のずれが出たケースは今回が2例目。札幌市では地下鉄が運転を見合わせるなどの影響があった。 NHKでは地震発生の6時44分、テレビとラジオの番組の中で、強い揺れに警戒を促す緊急地震速報を全国中継で流した。総合テレビでは、女性アナウンサーが「揺れが来るまでにわずかな時間しかありません。まずは身の安全を確保してください」と呼びかけた。震度3との観測が流れたのはその1分後だった。 速報を受け、札幌市営地下鉄は運行中の18本について次の駅まで徐行運転させる措置を取った。最大13分の遅れが出たという。また、札幌市では職員が通常より早く