社長起訴「予想外の結論」=元事故調幹部らに驚き−福知山脱線 社長起訴「予想外の結論」=元事故調幹部らに驚き−福知山脱線 福知山線脱線事故でJR西日本の山崎正夫社長が在宅起訴された8日、原因究明に当たった国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(当時)の元幹部らは驚きを隠さなかった。 報告書の作成にかかわった元幹部は「本当に立件したのか」と言葉を失った。自動列車停止装置(ATS)の設置遅れについて、「JR西が危険性を認識することは必ずしも容易ではなかった」としていたからだ。 元幹部は「関与を裏付ける新しい証拠でも出たのだろうか。われわれの報告書からは導き出せない予想外の結論だ」と話す。 事故調は検察の視点と異なり、事故前に終わらせる計画だった現場カーブのATS設置が、事故後にずれ込んだ理由を核心の一つととらえていた。 そこは責任の所在にも触れることから、捜査と一線を画す事故調は、報告書の記