友人のツイートをきっかけに、心ならずも、読まずに批判してしまったので、『これからスマートフォンが起こすこと。』本田雅一著(東洋経済新報社)を購入して読んだ。 全体の大意は賛成。デジタル化と常時ネット接続状態(≒ソーシャル化)の象徴を、スマートフォン(とタブレット)に見立てて、社会と人の生活への変化をまとめている。ポイントの整理の仕方も上手だし、勉強になる本だと思います。タイトルに引っ張られたのか、わかりやすくするためか、これから起こることの結果を「なんでもかんでもスマフォ」に落とし込み過ぎな印象はあるけれど、読む価値は十分あるでしょう。 ただ、この種の本にありがちなことで、音楽配信に関する記述は間違っている。「~あれほど導入時に抵抗の強かったiチューンズミュージックストアが、日本の音楽デジタル配信の中で圧倒的な存在感になっていることも踏まえ~」との記述。「圧倒的な存在感」という表現は抽象的