東京電力の広瀬社長は、2013年度の事業方針についての記者会見で、ありとあらゆる方法で今年度の黒字化を達成したいとの考えを示しました。 東京電力・広瀬社長:「投資や修繕費の繰り延べ等々、最大限のことをやっていく。とにかく、ありとあらゆる手段を取っていく」 会見で、広瀬社長は「東電は今年度に黒字化しなければ、投資適格でなくなり、会社の体をなさなくなる」との厳しい認識を示しました。そのうえで、投資や修繕費を来年度以降に繰り延べしてでも黒字化を達成したいとの考えを示しました。東電は、1日から発電と送配電、小売りの各部門を分離独立した「社内カンパニー制」を開始します。社内競争を導入することで、10年間で3兆6000億円規模のコスト削減に弾みをつけたい構えです。