「署名活動が実施されたこと、選管提出にまで至っていること、信用されない市役所になっていることについて、この場で市民に対して説明を」―。10日の徳島市議会本会議代表質問で、内藤佐和子市長に対するリコール(解職請求)運動に賛同する自民党市議団の山本武生氏が、7万筆を超える署名が市選管に提出されたことについて内藤市長に説明を求めた。内藤市長は「長の解職請求は地方自治法に基づく住民の権利。今後の状況を粛々と見守っていく」などと従来の見解を繰り返した。一方、7日に公開されたYouTube番組内で、内藤市長はリコール運動について「政治闘争によるもの」との認識を示している。山本氏はこの発言を取り上げ、「市民の権利行使を『一部議員による政争』と言い捨てるのは、政治に携わる者としては『下の下』と言わざるを得ない」と厳しく批判した。 討論の要旨は次の通り。 山本氏「署名が選管提出にまで至っていること、信用され