夜間無人の店舗で盗みを繰り返したとして、長崎県警に窃盗などの容疑で逮捕、起訴された男が、米ネット検索最大手グーグルの提供する道路沿いの風景「ストリートビュー(SV)」を使って「狙う店の目星をつけた」と供述していることが、県警への取材でわかった。 SVは、遠く離れた街でも沿道の様子がわかる便利さで広く利用されている一方、プライバシーの侵害や犯罪への悪用を懸念する声もある。 長崎署によると、男は住所不定、無職鈴木友也被告(39)。今年1〜7月、長崎市や東京都、岡山県で、操作ボタンのふたを工具でこじ開けてシャッターを上げる手口で5店舗に侵入し、現金計約46万円を盗んだ疑いがある。 鈴木被告はホテルを転々としながらネットカフェなどのパソコンでSVを見て、シャッターのある店を探したり、狙った店からの逃走経路を確かめたりしていたという。 グーグル日本法人の広報担当者はSVの悪用について、「非常