関東鉄道(茨城県土浦市)は、つくば、土浦両市など県南のほぼ全域をカバーする路線バスを大幅に減便した。高齢化や厳しい職場環境による全国的な運転手不足に加え、来年4月から運転手の労働時間規制が強化されることが大きな理由。同社では収益性が比較的高い高速バスの客足も新型コロナ禍前の水準に戻っておらず、来年3月中旬には約27年ぶりに運賃を値上げし、バス事業の経営改善を図るという。(青木孝行) 20日から減便したのは守谷(取手・守谷地区)、つくば中央(つくば・牛久地区)、土浦(土浦・つくば地区)、竜ケ崎(龍ケ崎・牛久地区)の四つの営業所で運行する路線バス。32路線49系統が対象で、平日は235便減(8.5%減)の計2511便に、土日・祝日は116便減(6.1%減)の計1711便になった。
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