朝ドラこと連続テレビ小説「エール」(NHK総合 毎週月〜金 朝8時〜)で薬師丸ひろ子が歌ったことが話題だ。 「エール」は昭和の大作曲家・古関裕而をモデルにした主人公・古山裕一(窪田正孝)が戦争を経て、祈りの曲「長崎の鐘」や平和の祭典のテーマ曲「オリンピック・マーチ」などを生み出していく物語。そこで薬師丸が演じているのは、裕一の妻・音(二階堂ふみ)の母・関内光子。彼女は音をはじめとした3人の娘(二階堂ふみ、松井玲奈、森七菜)がまだ幼いときに、夫(光石研)を亡くし、その後、女手ひとつで育ててきた気丈な人物である。 一見、清廉潔白だが、亡き夫からは「黒みつ」と呼ばれていたという、ちょっと口の悪い面もある、自由奔放で懐の深いお母さんを、薬師丸ひろ子は生き生きと演じている。 見るも無残な焼け跡を彷徨いながら賛美歌を歌う 10月16日(金)放送の「エール」90話では、太平洋戦争中、光子の暮らす愛知県豊