木々の伐採中止を要請した山本さん。左奥の小高い部分が稲荷曲輪跡=甲府市で2023年2月16日、田辺佑介撮影 戦国大名・武田信玄の居館だった躑躅ケ崎館(つつじがさきやかた)跡(甲府市)で、市の史跡公園整備に伴い伐採される予定だった樹木の一部が、地元住民の要望を受けて残されることになった。木々が残るのは、館を守る神を祭っていたとされる「稲荷(いなり)曲輪(くるわ)」のあった場所だ。武田家滅亡後も、地域住民が社殿やほこらを建てたり樹木を保護したりしており、伐採中止を要請した住民は「なんとか間に合った。先人たちが大切にしてきた木を守っていきたい」と安堵(あんど)している。【田辺佑介】 躑躅ケ崎館は1519年、信玄の父、信虎が築き、信玄、勝頼と3代にわたり武田家の居館となった。堀や塀で曲輪に分けられ、中心部の主郭の北隣にあった東西20メートル、南北15メートルの稲荷曲輪には、館を守る「屋敷神」が祭ら
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