決められないのは分かっている。それでもやりたくなってしまうのが、本読みの性。 今年も2016年最高の一冊を決めるコーナーがやってきた。 とにもかくにも、今年はノンフィクションの当たり年だったと思う。次々から次へと読み切れないくらいの良書が発売され、積ん読の山を前に呆然と立ち尽くす日を何度迎えたことだろうか。 そんな中、HONZ発で多くのヒット作品を世に知らしめることができたのも嬉しい限りである。それはひとえにHONZというサイトが本を売っているのではなく、読書体験を売っているからだと自負している。 メンバー達の連なりも、また一つの読書体験と言えるだろう。今年はメンバー達の2016年最高の一冊を、性格タイプ別に紹介していきたい。 まず最初のページは、自らが今年HONZで紹介した本を再びこちらにも持ってきたタイプの人たちだ。良く言えばブレない人たち、悪く言えば普通な人たち。ただし、元々選んでい
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