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コミックと出版に関するbookseller56のブックマーク (38)

  • コミックの定価アップは売上に影響を与えたか? "価格改定"を通して考える出版業界の課題 | ほんのひきだし

    ここ数か月、コミックジャンルが好調です。 要因のひとつとして考えられるのが、定価アップ。業界の課題の一つでもあった定価アップの動きは、今どうなっているのか? 出版社におけるコミック定価改定の動向、購買動向の変化を通して、“価格改定”に関する出版業界内の動きを見ていきます。 2年以上続いた低迷からの復活 まずは店頭POSの前年比から見ていきましょう。 コミックジャンルは2014年度以降、3年連続で売上が前年を下回り、長く低迷が続いていました。 漫画村をはじめとした海賊版サイトの台頭、大型タイトルの連載完結など、さまざまな影響が重なったためと見られていますが、今年2月に漫画村のサイトブロッキングが行なわれてからも、しばらくこのカーブを大きく変えるには至りませんでした。 しかし今年6月、このグラフの波形が大きく変化します。 この月は『ONE PIECE』第89巻の発売、『SLAM DUNK』新装

    コミックの定価アップは売上に影響を与えたか? "価格改定"を通して考える出版業界の課題 | ほんのひきだし
  • 全国出版協会|2017年コミック市場(紙+電子)を発表しました

    良いは私の人生における イベントである。フランスの小説家 スタンダール 私は、私が読んだ あらゆるものの一部である。アメリカの元大統領 セオドア・ルーズベルト 読書は私たちに 未知の友人をもたらす。フランスの小説家 オノレ・ド・バルザック 今日読めるを 明日まで延ばしてはならない。イギリスのジャーナリスト ホルブルック・ジャクソン 今日の読書家は 明日のリーダーである。アメリカのジャーナリスト マーガレット・フラー

    bookseller56
    bookseller56 2018/02/26
    「紙+電子で2.8%減の4,330億円、紙は初の二桁減、電子は17.2%増」「紙のコミックスの売り上げを電子コミックスが初めて上回りました」
  • 第1回 出揃った電子コミックのプレイヤーたち

    「電子コミックの未来はどこに?」というタイトルで「マガジン航」に原稿を書いたのは2014年10月。その後、電子コミックビジネスをめぐる状況はどのように変化したのだろうか? 進んだのか、退いたのか、留まっているのか。結論を先に言えば、先は長いもののかなり前進した。とくに、2016年の進化は目覚しく、おそらく、10年後のマンガ産業論の研究者は、昨年を「重要な1年」と位置づけるはずである。 電子コミックに舵を切った出版社 まず数字から見てみよう。 出版科学研究所が発行する月刊誌『出版月報』2017年2月号の特集「紙&電子コミック市場2016」によれば、2016年(1月~12月)の紙版、電子版を合わせたマンガの販売金額は4,454億円で前年比100.4%。マイナス基調が続いていたマンガ業界にはわずかとはいえ嬉しい数字となった。内訳は、紙版が2,963億円で90.7%とマイナス。とうとう3,000億

    第1回 出揃った電子コミックのプレイヤーたち
    bookseller56
    bookseller56 2017/04/21
    〈ネオ・マンガ産業論〉
  • 出版4社とアニメイトが垣根を越えて協業! 第1号としてタイに漫画店を出店

    アニメイト、KADOKAWA、講談社、集英社、小学館の5社は、同日付で合弁会社「株式会社ジャパン マンガ アライアンス」を設立。2016年春までにタイ・バンコクに国内のマンガ・アニメショップを出店すると発表した。代表取締役にはアニメイト取締役の國枝信吾氏が就任する。

    出版4社とアニメイトが垣根を越えて協業! 第1号としてタイに漫画店を出店
  • 激変していく「担当編集者と作家」の関係『重版出来!』3 - エキサイトニュース

    松田奈緒子のコミック『重版出来!』は、マンガ雑誌「バイブス」編集部を舞台に、コミックの「重版」を目指す新人女子編集部員・黒沢の奮闘を描く物語だ。少し前になるが、待望の3巻が発売された。 3巻の軸は、プロを目指す漫画家の卵たちと編集者のかかわりについての話である。 マンガ雑誌の編集部には「持ち込み」という制度がある。文字通り、漫画家の卵たちは自作を編集部に持ち込み、編集者にアドバイスをもらう。そのときの編集者が担当編集者となってマンツーマンで漫画家を育て、デビューに至るというシステムだ。 早くこれがしたい黒沢は、BL作品の持ち込みをしてきたプロ志望の女子大生・東江(あがりえ)と出会う。手に手をとってデビューを目指す2人だが、東江は今風の絵を描くことはできてもストーリーを上手く作ることができず、なかなかデビューできずにいた。 プロ志望者にありがちな、「ネームで悩む」という壁にぶち当たっていたの

    激変していく「担当編集者と作家」の関係『重版出来!』3 - エキサイトニュース
  • 講談社、11月からコミックスのシュリンク出荷を実施 新文化 - 出版業界紙 -

    7月3日、第40回書店未来研で野間省伸社長が発表。書店の労力・経費削減などで側面支援する。出荷時の体裁はコードをシール対応、スリップレス。「KCコミックス」から順次導入し、2~3年後に全シリーズに拡大する。 また、上半期の売上高について、雑誌が「週刊現代」や「ディズニーファン」など、書籍が『海賊とよばれた男』など、コミックスが「進撃の巨人」などが好調で前年並みを確保と報告した。

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    bookseller56 2013/07/03
    「出荷時の体裁はコードをシール対応、スリップレス。『KCコミックス』から順次導入し、2~3年後に全シリーズに拡大する。」
  • 佐藤秀峰『漫画貧乏』(PHP):夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    『ブラックジャックによろしく』『特攻の島』の佐藤秀峰が、雑誌連載では赤字になる状況の中で原稿料の不合理に疑問を感じ、出版社との交渉を繰り返し、ついに紙媒体の泥舟的先行きに悩み、自作を含むマンガの配信サイト「漫画 on Web」を立ち上げていくまでの悪戦苦闘を書いた。 http://mangaonweb.com/creatorTop.do?cn=1 こうした問題は、すでに竹熊健太郎がある程度まで単行で追求しているが、佐藤の原稿料、印税収入と支出の関係の記述はさらに詳細で、それ自体、ほとんど外に知られることのない貴重な資料である。たんなる感情論ではなく、きちんとした収支の数字と、それにもとづいた交渉および出版社の対応を描いている。これは、現在のマンガ製作現場を考えるとき、重要な資料になりうるだろう。もちろん佐藤個人の経験ではあるが、少なくとも彼や、彼より過酷な状況にいるマンガ家、プロダクシ

    佐藤秀峰『漫画貧乏』(PHP):夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 佐藤秀峰『漫画貧乏』 | 書籍 | PHP研究所

    『海猿』『ブラックジャックによろしく』などのヒット作で知られる漫画家・佐藤秀峰が漫画業界、出版業界の矛盾に真っ向から立ち向かう!! 10年後も漫画はあるのだろうか!? 出口の見えない出版不況、台頭する新メディア…描いても描いても、原稿料では赤字続き…この先、漫画界はいったいどうなっていくのだろうか。 『海猿』『ブラックジャックによろしく』の作者・佐藤秀峰の漫画の未来に向けた、孤独な挑戦と実験がはじまった。 「売れない、えない、儲からない!?」 「連載貧乏」という恐ろしい言葉があります。初めての週刊連載。張り切って描いたはいいけど、人気が出ず半年で打ち切り。あとに残ったのは借金だけ…こんな状況を指す言葉です。才能があるのに多くの漫画家が消えていってしまう。そんな夢と現実のギャップ、漫画業界の体質的な“ひずみ”にいま立ち向かう。出版業界関係者、必読の書!! オンライン書店で購入する ※書店に

    佐藤秀峰『漫画貧乏』 | 書籍 | PHP研究所
  • 2012-03-28

    とんでもない数字です。 以下、出版月報2012年2月号の特集「コミック市場最前線」より。 上記特集に掲載されていたデータなのですが、市場全体は小さくなってるのにONE PIECEは伸びているんですね。 なんと、昨年の総発行部数は4,096万部。 64巻が初版400万部だったなど、新刊の部数が多かったことを考えても、なお既刊が伸び続けてたんですね。 コミックス全体の推定発行部数と比較をしてみるとこうなります。 コミックス発行部数(万部) 2010年2011年前年比 全発行部数63,84262,04897.19% うちONE PIECE3,9604,036101.92% 占有率6.206.50104.87% 発行部数では、占有率約6.5% しかし、実売部数で考えると、コミックス全体での返率は27.1%となっていますが、これだけ増刷がかかってるのでここでは返率を通常の1/5、6%と見積もって

    2012-03-28
  • 【 コミック市場4.6%減の3903億円 】『出版月報』コミックレポート■全国書店新聞 4月1日号記事

    出版科学研究所発行の『出版月報』2月号は「コミック市場最前線」を特集。 これによると、2011年のコミックス、コミック誌を合わせた推定販売金額は前年比4・6%減の3903億円で、10年連続のマイナスになった。 同レポートからコミック市場の主な動向を紹介する。 〔コミックス、再びマイナスに〕 コミックスの推定販売金額は前年比2・7%減の2253億円。 推定販売部数は同3・5%減の4億5216万冊。 05年以来のプラスとなった昨年から一転してマイナスとなった。 『ONE PIECE』は2010年のような既刊分の爆発的売上げはストップしたものの、新刊の好調は持続した。 しかし『君に届け』『ブリーチ』など、映像化で既刊を伸ばした作品や長期人気作品が軒並みピークアウトしてしまい、その反動が大きく影響した。 『青の祓魔師』『銀の匙』などのヒットや、ライトノベル系コミカライズ作品の伸長があったものの

  • 本の記事 : 〈本の舞台裏〉すさまじい労作2点 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    第24回大衆文学研究賞の授賞式が先日、東京都内であった。大衆文学部門『近代日奇想小説史 明治篇(へん)』(ピラールプレス・1万2600円)の著者の横田順彌(じゅんや)さん、大衆文化部門『戦後エロマンガ史』(青林工芸舎・1890円)を書いた故米沢嘉博さんのの英子さんが出席した。 『奇想小説史』は約1200ページの大作。「長年SF作家生活をしてきたぼくが、おもしろいと思った現在の小説史ではジャンル分けできないナンジャモンジャ小説」とある通り、科学小説、冒険小説、怪奇小説、ファンタジー、その他もろもろが網羅されている。 横田さんは1971年に作家になったが、デビュー前に小松左京さんから「SFの歴史は大切だよ」と言われ、すぐにこの仕事に取り組み始めた。ライフワークとも言える作品で、刊行時に小松さんに届け、手に取ってもらったのがうれしかったという。 『戦後エロマンガ史』も、すさまじい労作だ。カス

    本の記事 : 〈本の舞台裏〉すさまじい労作2点 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 講談社が中国で漫画雑誌創刊 中国企業と合弁会社設立

    講談社は2日、中国・広西出版伝媒集団との共同出資で中国に合弁会社を設立し、中国国内でも漫画出版事業の提携を進めていくことに合意したと発表した。2012年3月に10~15歳の男子をターゲットに据えた月刊漫画雑誌を創刊するほか、単行、キャラクターグッズ、配信サービス、映像化などさまざまなコンテンツを展開していく。 両社は1993年に中国での翻訳出版契約を結んでおり、これまでにも数々の講談社出版物を中国で出版。また、以前より文化・人材交流もあったことから今回の提携が実現した。 出版される漫画雑誌は中国国内の作家を結集。講談社のノウハウと広西出版伝媒集団の中国国内での知名度を活かし、作家育成や版権ビジネス、映像事業や周辺商品などの関連事業まで開拓する。

    講談社が中国で漫画雑誌創刊 中国企業と合弁会社設立
  • 『ワンピース』で前年比プラスになったマンガ単行本売上:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    遅ればせながら「出版月報」2月号「コミック市場2010」(出版科学研究所 ※毎年2月号がマンガ特集)を取りよせた。マンガ雑誌、単行全部の売上は前年比2.3%減。ただマンガ単行(流通系の「出版月報」では「コミックス」と呼ぶ)は1.8%増。単行は、マンガを含む出版全体の市場ピークだった95年以後の15年ほどで5~6回は前年比増になっている。そのつど、コンビニ向け廉価版のヒットなど、出版の対応があった結果だが、今回は『ワンピース』単行の巨大なヒットが主因とされる。ほかに『進撃の巨人』ヒットや『鋼の錬金術師』完結などの前向き要因もあったものの、記事によるとほぼ『ワンピース』一作に頼った前年比増だった。 〈仮に『ONE PIECE』が2010年にこれほど部数を拡大せず、2009年と同数程度の発行数としてシュミレートすると、コミックス全体では約2%程度のマイナスとなる。〉(同誌6p) 『ワンピ

    『ワンピース』で前年比プラスになったマンガ単行本売上:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • あきそらは、近親相姦をモチーフとしていたがゆえに重版禁止のお達しを受ける

    あきそらが「どうしていけないの?」 都の治安対策部から、7月以降に重版すれば不健全指定(事実上の回収・廃棄・絶版命令)を検討すると言われ、秋田書店は重版しないことを決めたようです。 作者の糸杉柾宏先生のツィートを中心に、7月以降「あきそら」が重版されないと決まったことについてのまとめ。 続きを読む

    あきそらは、近親相姦をモチーフとしていたがゆえに重版禁止のお達しを受ける
  • まんたんプレス:「マンガ大賞」の舞台裏を追う 面白さ重視、書店員が選考 - 毎日jp(毎日新聞)

    マンガやテレビ映画などポップカルチャーを紹介する「まんたんプレス」。今回は、全国のカリスマ書店員や、マンガに精通した関係者らがその年で最も面白かったマンガを選出する「マンガ大賞」だ。その舞台裏を追った。【河村成浩】 マンガ大賞は、「マンガ好き」を公言するニッポン放送の吉田尚記アナウンサーや業界のカリスマ書店員ら数人を中心に、日全国の書店員から協力を得て08年に創設された。コミックスの通巻8巻以内のマンガが対象。1次審査では約90人の審査委員が作品を推薦し、上位10作品をノミネート。2次審査では委員が全員ノミネート作品を読み、1位を3ポイント、2位を2ポイント、3位を1ポイントで計算して発表。票数もそのまま公開する。 同賞は、書籍の「屋大賞」に当たる賞が、マンガにないと疑問に思った吉田さんが、業界内のカリスマ書店員の協力を得て創設された。全国の書店員が参加し、徹底した中立性を担保してお

  • 漫画はどこへ向かうのか

    竹熊 この対談ね、まとめるときに、2人の対立を前面に出したらいいんじゃないですか。一見同じことを考えてるようで、実際に会って話をしてみたら、まったく立ち位置が違うので。 赤松 まったく違う。未来予想も違うし、立ち位置も違う。 竹熊 「業界はこのまま行けば数年で崩壊する」という現状認識については一致するところもあるとはいえ、解釈が違う。ここまでかみ合わないのも逆に面白いかなって。 赤松 対談企画の最後に「そうですね」「そうですよね」って入れてまとめる形にできないですもんね。1つも交わらない。 竹熊 むしろ、ここまで交わらないってすごいですよ。これはもう人生観が違うのでしょう。同じような現状認識で出発しても、立場の違いでここまで変わるんだなと。こう言っちゃうと失礼かもしれませんが、赤松さんは勝ち組の発想なんですよ。 赤松 でも、どちらの未来予想が厳しいかというと、私のほうが厳しいですよ。竹熊さ

    漫画はどこへ向かうのか
  • これからは年収600万円や800万円の漫画家が増えるかも

    赤松 枠組みを考えていると危険ですよ。それだったら私は数を撃ちたいんです。複数の天才に描かせて、メディアミックスしたり色々な付加価値を加えていって、どんどんやる。いっぱい試せることが漫画の利点だったわけだから。編集者の方は、枠組みや箱にこだわる。Twitterでもお話ししましたけど、枠組み作りはいかに危険かというのを私は感じるんですよ。 竹熊 枠組みというか、編集者は作家さんと組まないと、単独ではできませんからね。 赤松 もう枠自体がなくなってきているので、編集者さえ要らなくなって、とにかくいっぱい出しまくって当たったやつを育てるシステムになってくると思うんですよね。そうなると編集者の直しもいらないんです。数があればどれかいいのがいるでしょ、みたいな形で、直しさえいらなくなるんです。 竹熊 現に過去の漫画界はある意味でそれをやってきたわけですよ。新人はいくらでもいるという前提で、下手な鉄砲

    これからは年収600万円や800万円の漫画家が増えるかも
  • プロデュース能力がある漫画家の寿命が来たとき、業界がポッキリ折れる

    赤松 コミケでも、古参のサークルっていまだに健在なんですよね。10年以上壁にいるサークルだっていっぱいある。一番並ぶサークルは、いつも同じサークル。あまり目立つ新人が出てない。彼らが40代50代になって引退したときに、買うものがポコッとなくなりますよ。買う方も高齢化しているようですが。 竹熊 戦後の漫画史を考えたときに、なぜ日でこれだけ漫画文化が産業として発達したかというと、新人をとにかく次から次へと出してきたからだと思いますね。これは新人を見つけてくるという編集者の力があったから。でも、赤松さんがおっしゃる通り、これが崩壊しつつある。 繰り返しになりますが、僕はこれからフリーの編集者が増えると見てます。フリーの編集者は会社の看板で仕事ができませんから、当の実力勝負になる。目利きであるかどうか、的確なアドバイスができるかとかね。長崎(尚志)さんや樹林(伸)さんなんかがそうなんだけど、作

    プロデュース能力がある漫画家の寿命が来たとき、業界がポッキリ折れる
  • 雑誌でなくコミックスで利益を得る構造は、オイルショックがきっかけ

    竹熊 6年前に「マンガ原稿料はなぜ安いのか?」というを出したんですよ。きっかけは2ちゃんねるのスレッドで、バガボンドの井上雄彦さんの原稿料がページ当たり20万円だって書いてた人がいて。そんな額はあり得ませんよというのを匿名で書いたら向こうが突っかかってきてさ。ちょっとしたバトルになったんです。 赤松 20万円はないですね。 竹熊 僕が2ちゃんねるでバトルしたのはそれが最初で最後ですけどね。実は別ルートで、井上さんが「SLAM DUNK」をやってたときの最後の原稿料はこのくらいって聞いてたんです。そこから類推しても、20万円はあり得ないと確信していたんです。 赤松 単行がある程度売れ始めると、原稿料はどうでもよくなりますけどね。 竹熊 それを機に、業界の原稿料の相場を調べてみたいと思って。でも、そうした話は漫画家の間でも聞きづらいわけですよ。だから、某出版社のある編集者にこっそり聞いたん

    雑誌でなくコミックスで利益を得る構造は、オイルショックがきっかけ
  • 電子出版時代における漫画編集者のあるべき姿

    1月27日、「サルまん」などで知られる編集家で京都精華大学教授の竹熊健太郎氏と、Jコミ代表取締役社長で漫画家の赤松健氏の対談が都内で行われた。 この対談は、電子出版の時代における漫画編集者のあり方について、Twitterを通じて両氏の間でやりとりが行われたことに端を発している(対談までのいきさつはTogetterでのまとめ、および対談に同席したコミックナタリー唐木氏によるニュース記事も参照いただきたい)。 両氏はこの日が初対面。日付をまたいで実に7時間にも及んだ対談では、電子書籍時代の漫画編集者像についての意見交換をはじめ、Jコミの現在と未来、さらに大学教授として漫画家志望の学生に指導を行う竹熊氏による業界評、果てには未完に終わった竹熊氏の「サルまん2.0」の裏話にも及ぶ、幅広いものになった。 ITmedia eBook USERでは、両氏の思いが詰まったこの対談内容を日から5日間連続

    電子出版時代における漫画編集者のあるべき姿