絶版もしくは品切れ重版未定状態のために、注文したいがそれが叶わない。 本屋に勤めていると、お客様の問合せ時、ブックフェアの選書や欠本調査等、品揃えに関わる書店独特の作業中、毎度毎度そのことで頭を悩ませる。 「何でこんな良い本を品切れにしてしまうのか」本に携る仕事を持つ友人たちとの会話で毎度必ず誰かが言うセリフだ。 これまでに何度か大手書店での独自の復刊文庫フェアという取り組みを見ており、それを羨ましく思いながらも「東京堂書店でもそれが出来ないか」と色々と模索してきた。 実行に移すべく、まずは会社の了承を取ることから始まり「東京堂書店オリジナル復刊は文庫本にする」という考えのもと、出版社数社に復刊するにあたっての諸々の条件を教えていただきつつ議論を重ねた末、遂に復刊タイトルが決定した。 発売当時(1985年にちくま・ぶっくすとして刊行した後1989年ちくま文庫)本に携る人必携の書で書店員のバ
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